ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

日常の中の、怒りの種。

ひつまぶしを食べに行こうと思っていたけど、朝起きて30分ぐらい考えて「やっぱいいや…」と思ったので、普通に家でお昼を食べたあと、バスでUnimartへ行くことにした。


話はいきなり変わるけど、今年の旧正月にバンコクはチャトゥチャックのウイークエンドマーケットへ行ったときに、私はレザーの、オレンジ色したショルダーバッグを買った。
まあそれは鮮やかなオレンジで、タイの明るい太陽にも負けない、逆にハノイでは目立つことこの上ないこのバッグ、夫は「タンドーリチキンと同じ色」と言う。

スーパーへ行くときは、エコバッグを持っていく。ビニール袋は耐久性がないものもあるし、割と重たいものを買うことが多いので、肩掛けできた方がラクだから。
今日はそのタンドーリ・チキンに財布、携帯、エコバッグを入れて出かけたわけだ。

1時前に来たバスはかなり空いていて、でも席は空いていなかったから、私は降り口の近くにあるポールにもたれる格好で立っていた。そうしたら、自分の足首に、何か当たってることに気付いた。
当たっているというか、当てられていた。コン、コンと。
当てられていたのは、私のすぐ後ろに座っていた大学生の女の子の足。
で、何事かと振り返った私に、彼女は一言。







「ね、そのバッグ、いくら?」





お前ふざけんな(乂∀・)┌┛)`д)・∵.



…って思ったねー、いやあ、持ち物の値段聞かれるぐらい、別に問題ではないんだけど(とはいえ、見知らぬ人からこうやって聞かれたのも随分と久しぶりで、一瞬何を言われているのか分からなかったけど)、それさあ、人の足蹴って聞くことなの?あんた、手がないの?
結局、その子の隣に座ってた子が、私の反応と顔から外国人だと察したようで、一言二言その子に耳打ちしてた。
そして私は彼女たちをに完全無視して、たまたま空いた、彼女たちの通路を挟んで隣の席に座ったんだけど、やっぱり彼女はチラチラこっちを見てくる。

「値段覚えてないんだよ」とか、「こっちで買ったんじゃない」とか、最悪「Sorry?」とでも返せばよかったんだろうか。でも、やっぱり人にものを聞くのに足を蹴るとは失礼にもほどがある、っていう怒りが先行する。


あああああありえない。こんなこと初めだよもう。