2012年ケーキの旅 2日目・ブダペスト〜ウィーン−後篇
しかし、ヨーロッパは日の沈むのが遅いねえ、なんて話しつつ、予約していたレストランへ向かいます。
食事の前に、シェーンラテルン小路へ。
ここは、バジリスクという名の怪物がいたと言われている道。
ここにある井戸にはバジリスクという怪物が住んでいて、彼(?)と目が合った人はそのまま死んでしまい、さらには猛毒の息を井戸水に吹きかけるという悪行を働き、人々を恐れさせていた。そんなある日、一人の勇敢なパン屋が鏡を持って井戸に入った。バジリスクは鏡をひと睨みした瞬間に石となり、街に平和が戻った、というお話。
この小路にはそのバジリスクが住んでいたという井戸や、このバジリスクをマスコットにしたツム・バジリスケンというレストランがあります。
実は私たち、このツム・バジリスケンに行きたかったのですが、ネット上での評判がまーーーー悪い。
店員の態度がもう最悪らしく、普段「態度の悪い店員」にいらいらしている私たちは、なんでわざわざヨーロッパまで行って不愉快な思いせなあかんの、と行くのをやめました。
ただ、日本人客のレビューは高評価ばかりだったようで、どうもヨーロッパの、特定の国の人が店主はお嫌いのようです。ここのオニオンスープは絶品だそう。
もしまたいつか、ウィーンに行くことがあれば、そのときは行こうかな。
さて、さらにてくてく歩いて
こんな教会の前を通り過ぎ、
15世紀創業、ウィーン最古のレストラン・グリーヒェンバイスルへ。
さていきなりですが、今回の旅はハネムーンだ。
で、ハノイからこのレストランに予約を入れたとき、その旨を伝えたら、
予約したのはマーク・トゥエインの間、別名「サインの間」。
こんな感じで、
モーツァルトから児玉清まで(!)様々な著名人のサインが。ちなみに児玉清のサインを見つけたのは夫です。
さて、お料理。
ここは表紙に日の丸を貼った、日本語メニューが用意されています。
牛肉を茹でたものを西洋わさびなどのソースでいただく、ターフェルシュピッツ。
私は白いソースの方が、より肉のうまみを感じられてすきでした。
おなかいっぱい。おいしかったです、ごちそうさま。
ただ、夫がいきなり「かっわいーたー風をかーらまーせー」とか歌いだし、「どうしたの?」と聞いたらば、
「この歌のタイトルは?」とドヤ顔で聞いてきた
のが残念でした。
今日も今日とて疲れたので、このままホステルへ帰る。
疲れたのは移動のせい、夫のドヤ顔のせいではない。はず。