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ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

…で結局メキシコってどうなのよ?

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オンライン・マガジンのGIGAZINE上にアップされた2つの記事。どちらも世界一周をしている(していた)男性の、メキシコを訪れて抱いた印象の記事なのですが、その感じたことがあまりにも正反対だったので面白いなと思いました。

「危険なイメージしかないメキシコを旅して気付いた大きな誤解」…こちらはすでに日本に帰国されている、松崎敦史さんの記事。

「メキシコは「修羅の国」という噂の通り危険な国でした」…こちらは自転車で世界一周中の周藤卓也さんの記事。


見て分かる通り、前者は「メキシコ言うほど危なくなかったよ」と言っていて、後者は「メキシコやっぱ危なかったわー」と言っているわけです。


正直ネットが主な情報源の私もガクブルだったんですが、実際行ってみれば、人も優しいし、トラブルもなかったし、非常にエンジョイして帰ってきたわけです。運が良かったんだよと言われればそうかもしれない。でも運だけのものでもないと思う。

松崎さんの記事には重要なことが書かれています。それは、「危ないところにいかなきゃ大丈夫」ということ。
結局事前のリサーチがものを言うわけです。


私は手放しに「メキシコ安全だよ!」と言っているわけではない。現に引ったくりやスリ、置き引きに遭う人も少なくないし、交通事故も多いし、セニョールは車上荒らしやスキミングの被害に遭ってるし、Tちゃんの会社の社長さんは車を2度盗まれている。

でもこれって、メキシコだけじゃないでしょう?

メキシコは確かに麻薬がらみの犯罪が多いし、それ関係の事件が派手にアピールされてますが、だからと言ってこういった「海外ではありふれた犯罪」まで引き合いに出して「ほらメキシコはやっぱり危ない」というのは間違い。
イタリアだってマフィアの抗争は起こっているし、頻繁にスリ・引ったくりなどの犯罪が起こっている。
車でフランスを旅している間にいきなり銃をつきつけられて貴重品を全部持って行かれた人もいれば、ベトナムで
強盗に入られて腕を切られた女の子もいる。極論を言ってしまえば犯罪の起こらない国などないのだから、メキシコだけを取り立てて「危ない」と騒ぐのは間違いではないかなと思います。

麻薬組織のアレコレは日本でいうヤクザ同士の抗争と同じ、関わらないようにしようと思えば関わらずに済むわけで、大多数の市民は私たちがやっているように、普通の生活を送っているわけです。

今回参加したバラガン建築ツアーでお世話になったガイドさんは、高校時代にメキシコへ留学したそうですが、その留学先が麻薬組織はびこるチワワ州。しかし、彼女は危険など一切感じないで留学生活を送ったと言います。

警官が多いのは「誰でもなれる職業だから」。仕事がないからとりあえず警察、という図式だそうです。
銃を持ってるったって、ベトナム警察だって持っとるわい。


繰り返しますが、私は「メキシコ安全!」って言いたいわけじゃない。
ただ、普通に海外旅行をする上で気をつけるべきことさえ気を付けていれば、そこまで危険な目に遭わずに済むということだけは言いたい。
ガイドブックの危険情報をよく読んで、「流しのタクシーには乗らない」「カバンは体の前に持ってくる」「夜遅くの外出は控える」「人通りの少ない道へは入らない」等々のルールさえ守れば、よほど運が悪くなければ何も起こらないと思います。

(まあそんなの自分が危ない目に遭わなかったからそうやって言えるんだろって言われちゃったら返す言葉もないんだけど、旅のトラブルなんて大抵のことは自己責任ですよ)


…とはいえ、私がメキシコを快適と感じた大きな要因のひとつは、やっぱりベトナム暮らしが長いことだとも思います。普段から貴重品については気を抜いてないもの。バス乗るし。
多少ゴミが落ちてたって、手続きが遅くったって、昼休みが長くったって、店員が客の存在を忘れてたって、全部「仕方ないねー」で済ませられる精神を持っていると、あらまあ便利!余程のことがないと腹が立たない!
基本的な危険意識(特に対・車両)を持っているから緊張感が保たれてる!あらまあ素敵!
道だってスイスイ渡れちゃう!


まあだから、メキシコが心配な人は、まずベトナムで旅の予行演習をしてみればいいんじゃないかな、というちょっとよくわからない結論で、長く続いたメキシコ記事を終了したいと思います。



Yo Mexico!