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ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

蓮茶作りを見に行こう!@旧市街

さて、タイ湖で蓮の花を拝み、リトルハノイでフレンチトーストを食べた後、我々夫婦はHang Dieu通りのお茶屋さんへ向かいました。

◆Hương Sen◆
Add: 15 Hàng Điếu
Tel: 04-38246625

言わずと知れたお茶の有名店。売られているのは蓮茶のほか、ジャスミンティー、アグライアティーなど(アグライアとは→)。またbột sắn(ボッ・サン、葛粉)やmựt sen(ムッ・セン蓮の実の砂糖漬け)なども売られています。


何をしにここへ来たかと言えば、製茶の見学です。この時期(5月下旬〜7月下旬)は朝摘みの蓮がここに運ばれ、製茶の様子を見学することができるのです!
ちなみに通常8時半ごろに蓮の花がお店に到着しますが、天候によっては遅れることもあります。お店でお茶の試飲をしながら待ちましょう。


2人の女性によって、蓮の花が持ち込まれました。今年は例年より暑い日が続いたため、花が少ないそうです。


蓮茶の製造に使われるのは、gạo sen(=ガオ・セン、おしべの先の、やく)と、内側の小さな花びら(花糸?)。
まずは外側のいらない花びらを剥いてから、手作業でガオ・センを取って行きます。しばらくすると、蓮の花のいい香りが店内を包み込み、幸せな気分に。

職業体験をした夫曰く、プチプチ取れて楽しい、と。しかしこの作業中も蜂が飛び回ってるんですよ怖い怖い。おばあちゃんは全く意に介さず作業に集中してたけど。

真っ裸にされたあと。この中にも小さな実があり、食べてみると最初は味がないけど少しずついい香りが口の中に広がります。

全て取り終えたらこうやって籠を使って、製茶に必要な部分だけを振り分けます。大量の蓮から取れるガオ・センは量が少なく、店主いわく蓮の花100本取ってようやく蓮茶が100gできる、とのこと。なるほどだから高いのか…
確かに作業が終わってみれば、取れたものはほんのちょっと。この籠の底にたまる程度しか残らない。


ここまでの作業を終えると、2人は手早く掃除をし、ガオ・センと花糸を蓮の葉に包み、それだけを残してまた颯爽と去って行きました。
残った花びらや子房の部分はスパや薬屋さんに売るそうです。また、ハロン湾の某クルーズ船のフラワーシャワーにも使われるとか。そんなんあるんだ…


ここまでの作業に1時間。私たちが見たのはここまでです。この後、お茶の葉にガオ・センをまぶし、蓮の花と葉をかぶせて24時間熟成させ、その後蒸らしと乾燥を繰り返し、最後にお茶の葉からガオ・センを取り除いて袋詰めにしてできあがり。
簡単に書いていますが、この元々のお茶の葉の質も大事だし、その日の気温や湿度、お茶の葉の状態によって熟成の方法を調整せねばならず、さらに蓮の花の香りを保つために全ての作業を早朝に終える必要があるのだそうな。
ほんのわずかなお茶の葉に、ものすごい手間とこだわりが詰め込まれているのです。

このお茶は先にも書いた通り試飲できます。お茶っ葉の匂いを嗅がせてもらうと、これがもういい香り!やっぱりティーバッグは駄目ね…と思い知らされます。ジャスミンティーもおすすめ。私は衝動買いした。
購入したお茶の保存方法ですが、他の容器に移さず、お茶の入った袋の口をしっかり閉めて保存してください、とのこと。他の容器に移すと香りが飛んでしまいます。きちんと保存すれば2年もちます。
なお、蓮茶はノンカフェインなので、睡眠前に飲むといいですよー。ビタミンCやミネラルが含まれており、さらに抗酸化作用のあるフラボノイドも含まれているため美容効果もあり。女性に嬉しいお茶です。


今日の記事は2004年7月のSketchの記事、『この季節だけに見られるハノイ風物詩。丹精こめたハス茶作り』を参考にしました。蓮茶の美味しい入れ方もこちらに書かれています。
また、お店で蓮茶を購入すると、こちらのページのコピーを店主のハイさんが入れてくれます。

ちなみにここの蓮茶、50gで10ドルぐらいだったかな?50gを2袋、ジャスミンティー100gを1袋、ムッ・セン小袋を3つ買ってお会計63万ドン。わお。でも悔いはない!ここのお茶も砂糖漬けも文句なしにうまい!それに、ここの蓮茶は同じ茶葉を使って10回淹れることができるため、実はお得かもしれません。



我がハノイの師曰く、蓮の花も実も、タイ湖のものが極上で、香りがいいのだとか。蓮茶、ムッ・セン、蓮の実のチェー。ハノイにいる幸運を噛み締めて味わいたいものです。というかハノイにいる我が身を慰めるというか…


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