ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

美食の県、新潟の旅~おやつ編

新潟グルメ、おやつ編でございます!ベトナム・ハノイ在住hachiheoでございますー(ちょっとここんとこ強調しとかんと…!)。そろそろハノイネタも挟んでいきたいところですが、今マンネリ期なもんでやる気がモゴモゴ

 

 それはさておき、新潟です。日本に一時帰国となれば、一番楽しみなのは実はケーキ類なんです。日本のケーキはほんとに美味しい。もちろん新潟でも食べようと思っていくつかお店はピックアップしてみたものの、いざ行ってみたら何とも郷土の香りムンムンのスイーツ体験となりました。…ケーキ屋さんに行く時間がなかった…!

 

とはいえケーキなんて味や材料に差こそあれ、結局日本全国どこでも食べられるので、初新潟としては結果的に正しい経験になったと思います。

 

では新潟のふるさとの味、行ってみましょー。まずは笹団子!

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めくってみました。ぴらーん。

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新潟名物笹団子は、小豆餡の入ったヨモギ団子を笹の葉で包んで端とイグサなどで縛り、真ん中で結んだあと、蒸しあげたお菓子。戦国の世、上杉謙信が出陣の際に保存食として携行したとか。見た感じがベトナム北部銘菓・バインガイに似てるもんで、「ひぃぃ」と心の中が冷えていくのを感じましたが、食べてみれば爽やかな香りと味わいで、舌触りもさらりとしていて、美味しかったです。見た目もキャンディーっぽくって可愛くていいですよね。え、ぽくない?

ちなみにバインガイは美味しくない。私好きじゃない。

 

 

 続きましてー夫が子供のころから慣れ親しんだ味、ダイイチのアイス・「もも太郎」。これは「旬彩庵」さんで呑んだあと、コンビニに寄って買ったもの。夫が「これだよーこれこれ!これは食べてもらわんとさー新潟来たらさー」と嬉々として籠に入れてきました。

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溶けるのが結構速いので注意です。ホテルに戻ったら袋に赤い液体が溜まってたわ。「もも太郎」は製造元である株式会社セイヒョーのホームページによれば、「にいがたで昭和20年から愛されているかき氷棒アイス」。この棒がまっすぐ刺さっているとは限らない、というのが愛されポイントです。そして名前に反してまさかのいちご味です。セイヒョーからはもも味のアイスキャンディー「ももえちゃん」も出ていましたが、こちらはすでに販売終了。
ところで私、セイヒョーさんの話をしていますが、写真の「もも太郎」はダイイチというメーカーのもの。そうこの「もも太郎」は特定の会社による一商品ではなく、数多あるアイスの中の、いわば1ジャンル。宮崎のシロクマみたいなものかしら(同じこと書いてるサイトを見つけてしまった…)。なお新潟のご当地アイスには「もも太郎」のほかに「金太郎」もありまして、こちらはあずき入りアイスバー。セイヒョーのみが製造・販売している模様です。ちなみにセイヒョー、黒崎茶豆や笹団子まで売ってるわ。ザ・地元企業。

味ですか。酔ってたからあまり覚えてないんだなー。さすがシャーベット状だけあって、さっぱりはしてました。酔ってたっていえば、出展不明で噂の域を出ないんですが、「お酒を飲んだ後にアイスを食べる都道府県ランキング」の堂々1位はなんと新潟なんだそうです。アルコールを摂取すると、そのアルコールを分解するのに血液中の糖分が使われるため体が一時的に低糖質状態となるため、甘いものを欲するようになる…とのことなので、酒飲みの多い地域なら、真夜中のアイスの消費量が増えるのも確かにあり得る話。

 

 

最後に、新潟の屋台スイーツの代表格、ポッポ焼き!! ポッポ焼きとは細長い形状をしたパンのようなお菓子で、もっちりとした食感が特徴。蒸気パンとも呼ばれます。

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ここのお店、中々強面のおじさんといかつい感じのお兄さんがやってるんですが、「写真撮っていいですか…?」と聞いたら(いや、夫に聞いてもらったら)、快く応じてくれました。実はほかのお店で断られたとこだったんで、ホッ。「えー、写真断る人なんかいるのー?俺なんて作り方だって教えちゃうよー。だって教えたとこで家庭でこの味が出せるもんじゃないしさ、コストだって割に合わないもん」とはおじさんの弁。最初から最後までバシバシ写真撮らせていただきました。おじさん、ありがとー!!

 

焼き始めから焼き終わりまで見せていただきました。10本焼きの鉄板が4つ並び、さらにこれが2段になっています。できるだけ短い時間で大量に焼ける仕様。それもそのはず、ポッポ焼きって、お店にもよるけど、10本とか20本単位で売るんです。こちらのお店は9本、15本、30本。

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生地を流し込んでー

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蓋してー 

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ポッポ焼きの名前の由来はこの蒸気。蒸気口に笛を付けて音を出して客寄せをしたとか、この蒸気が上がる様子が蒸気機関車(=ぽっぽ)に似てるから、とか諸説あるようです。

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上段の鉄板に蓋をしたら、タイミングを見計らって下段の鉄板を上に持ってきて、焼きあがったポッポ焼きを手早く外していきます。

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それではいただきます。

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むっちりした皮を歯が噛み切ると、黒糖の柔らかい甘味が口の中に広がります。甘すぎないし、軽いので、なるほど何本でも食べられる感じ。10本20本30本と買って行ってもすぐになくなるのも納得です。屋台で出してるものがこんなにやさしい味だというのが驚き。 もっとジャンクな甘さかと思ってた。

夫が一番楽しみにしていたのがこのポッポ焼きでした。何しろ以前から、夫に新潟グルメの話を聞くと、浜焼きとポッポ焼きの話しかしない。今回、夫がハノイで知り合った、他県から新潟へ嫁いだ女性と飲んだのですが、彼女が言うには「新潟の人ってほんっとにポッポ焼き好きだよね!」。他県からやってきた彼女はポッポ焼きがなぜそれほど新潟県民を魅了し続けるのか理解できない、とのこと。とにかく彼女の周りの新潟人(もちろんみなさん生粋の)はみんなポッポ焼きが好きらしい。この話を聞いて、「ああ本当にポッポ焼きって新潟県民のソウルフードなんだな…」と実感した次第です。夫だけではなかったのだ。

 

新潟市内の商店街には店舗型のポッポ焼き屋さんや、おしゃれなパッケージに入った、ポッポ焼きの生地にクリームをサンドしたお菓子なども売られているようです。屋台に行けなくてもそちらでぜひ!県民の愛する味を体験してみてくださいー。