バス車中でのお話

雨ですね。寒いですね。長袖着たよ…ついでに、この前日本で買った折り畳み傘、おろしたよ。
傘嫌いで、雨の日は外に出ないハメハメハ。でも、プラハで夜、カレル橋の上で雨に打たれたときに、傘は旅に必要だと身に沁みたので、買ったよ折り畳み傘。小さいの。

今、部屋干し中の濡れた傘に、ツナが勝負を挑んでる。

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スーパー行った帰りに乗ったバスで、ヤな感じの男が乗ってきた。
降車口の近くに立ってて、すごい邪魔。ついでに私の目の前に立ってて、目障り。大して混んでもないのに。
何よりちょっと雰囲気が良くなかった。すごい日に焼けてて、目がギラギラしてんのね。
しばらくして離れて行ったから、安心して乗ってた。その内すぐ横の席が空いたから、座って、目の前の降車口をぼーっと見ていた。

見ていたら、さっきの男がまた降車口のところへ。降車ボタンを押して降車口に立ってた女の子のすぐ後ろに来たから、あーChua Haで降りるのか…と思ってたら、

ちょっと！女の子のカバン、探ってる！！

スリだったんだ…。

どうりでねー…嫌な感じがするなって思ったんだよね…。もう見た瞬間に心臓バクバクだし、思わずポケット触って財布と鍵の感触確かめたわ。
で、目を逸らした。
罪悪感はあるけど、ただバスで乗り合わせただけの子の財布を守るために、正義や道徳振りかざして、後日刃物持って復讐されたら、たまったもんじゃない。安全な国ではないんだから。

幸い、女の子は何も盗られることなくバスを降りて行きました。まったくスリに気付かずに。
で、男は車内に残留。ひい。私が気付いたことに気付いてただろうなあ、しばらくその手を見つめてしまったもの。

怖いなー…気を付けよう。とりあえず、カバンはファスナー付で、体の前に。