老舗ローカルカフェ。夜に、ぽっかり空いた、「忙しくない時間」。
夜の底に漂う煙草の煙と、パキンと割られるヒマワリの種。これぞベトナム。
駅。
ハイフォン行きの列車は意外な混み具合。どんな基準でみんな列車に乗るんだろう、バスより安かったりするんだろうか。
オレンジの光に浮かび上がる車両は、これからラオカイへ向かう。ラオカイ!最近で行ったのは2007年。
キャベツ畑を見に行った。空が近くて、どこまでも青い空を背に、藍色の服の少女が長い髪に櫛を入れていた。その風景だけ覚えてる。
夜の駅は、一仕事終えた感じが漂っていて、いいね。帰らなきゃ、という思いと、まだまだ見ていたい、という思いと。