2012年ケーキの旅 2日目・ブダペスト〜ウィーン−前篇
さて、前日ブダペスト入りしたばかりですが、早速列車でウィーンへ行きます。
ホテルからの眺めは相変わらずすばらしかったのですが、夫はそんなことよりカメラの行方のほうが気になる。
実は前日にLOTのオフィスを探したものの、移転したようで見つからなかったため、とりあえず電話番号だけ控えて、ホテルのフロントの方に電話して聞いてもらうことに。
すると、フランクフルト−ワルシャワ間のフライトでの忘れものなら、ワルシャワの空港に聞いてくれと言われたようで、わざわざショパン空港のLost & Foundに、国際電話をかけてまで聞いてくれました。
とりあえず英語のできるスタッフを呼んでもらい、用件を伝えて、夫が途中で電話を換わって、カメラを忘れた旨を伝える。
果たして、カメラは…あったのです!
夫が「カメラを探している」と言うが早いか、相手の女性は「Canonのやつでしょ?」と聞いてきたとか。
良かったねー夫!ただしカメラを郵送することはできないため、現地での引き取りになるとのこと。
仕方ないので、夫は引き続き私のコンデジを使います。
電話を終え、フロントのお姉さんに「あった?」と聞かれたので、「ありました、ありがとう」と答えると、「そう!良かった!」と笑顔で言ってくれました。お姉さん、ほんとにありがとう。
朝食を終えて、チェックアウト。東駅へ向かいます。
ここで、一人のおばちゃんに、「Need a room?」と聞かれました。
どうも留学生か何かと思われた様子。結構です、というと、「Ok, where are you from? Korea?」と聞いてきた。
「No, Japanese」と答えると、おばちゃん、
「Oh, Japanese!もしもし!」
何で?!
おばちゃん、笑顔で「ありがとう!」と言って去っていきました。
ウィーン到着後、すぐにマクドへ。
何でウィーンまで来てマクド、と思われるでしょうが、これには事情がある。
私たち夫婦、どちらもホステルへの行き方をメモってなかったのです。
住所だけ分かっても、ウィーンには、それこそウィーンっ子だって知らないような道もあるわけで、そこにアジアのちんちくりんが行って地図を見たって場所が分かるわけないんですよ。
とりあえずインフォメーションに行って聞いてみる。すると、「地下鉄で○○駅に行って、そこからバスに乗って…」と言う。
これもおかしくて、というのも、私たちどっかの地下鉄の駅の近く、というのは覚えていて、バスに乗る必要なんてないはずなのね。
しかも教えてもらったバスはどうも郊外行き。いやいやぎりぎり中心だったはず。
で、駅の公衆電話でホステルに電話してみたけど、つながらない…ただこの公衆電話、インフォメーションの目の前で、夫は電話するのかなり躊躇していたので、まあ良かった…のかなあ…
結局このままでは埒が明かないので、マクドで食事しつつ、wifiに繋げてホテルの場所を確認しよう、となったわけです。
このマイドリング駅近くのマクドは去年、下着と変わらないピッチピチのショートパンツを履いたおばちゃんに驚愕した夫が、猫を連れたそれはそれは可愛い少女に見とれた後、「あの子、娘だよ、あのおばちゃんの」と私が教えたのにさらに驚愕した、という思い出のマクドです。
さて、何とかホステルの場所も分かったので、西駅方面へ移動して、チェックイン。
荷物を置いたらすぐに市庁舎の方へ移動します。
この時点で時刻は4時。急がなければならない。
というのも、去年FIGARO voyageで見て、ここでケーキを食べたい!と思いつつも叶わなかったお店に、今回リベンジの意味も込めて行くことにしたのだけど、私たちがウィーン入りしたのは土曜日。
このカフェ、土曜日は5時半でクローズ、日曜日はお休みなのです。
コンディトライ・ズルカ。
1891年創業のこのケーキ屋さん、伝統を守りつつ、時代とともに移り変わる人々の好みなどに合うような味を追求。新鮮なフルーツを使った、酸味と甘みの調和がとれたケーキを得意とし年配の常連客も多い…そうです。
私たちが行ったときも、おじいちゃんがケーキを買っていってた。
Flora-Krapferlという、メレンゲと苺のクリームのケーキ。
軽くてあっさり。
さて、次の日は魔の日曜日、お土産もの屋やレストラン・カフェを除くほとんどの店が閉まってしまうので、急いでケルントナー通りへ向かいます。
実はウィーン、小雨がぱらついて冷え込んでたので、服が欲しかった私。
しかし、なぜか買ったのはサンダル…。何でやねん。いやでも、ハノイじゃなかなか私のサイズを置いてないのでね、うん、必要な買い物だったんだよ。
あと、服を買おうにも、水着が出てくるシーズン、私が今まさに必要としているタイプの服もなかったし。
タイツとカーディガン持って行っといてよかった…
さて、夕食の時間、あるお店へ向かいます。後篇へ続く。