The Most Favorite Place in Japan
今回、6月に帰国することを決めたのは家の事情によるものですが、そもそも私は、あるイベントのため、7月の終わりに帰るつもりだった。
このイベントを無視することはできないと判断したために、そのイベントが終わるまで日本にいることを決め、結果、2ヶ月程度に及ぶ日本滞在となりました。
まあその2ヶ月のうち1ヶ月は暇になるわけで、どうしようかなあと思案していたときに、思いついたのが、横浜へ行くことでした。
いや、正確には横浜ではない。私が行こうとしたのは、川崎市です。
川崎市立藤子・F・不二雄ミュージアム!
言わずと知れた、漫画家・藤子・F・不二雄の作品やその人生について紹介・解説をするだけでなく、作品の閲覧もでき、さらに食事やショッピングも楽しめるという、夢のような場所。
入館は完全予約制。入館が可能なのは1日に4回、2時間おきですが、一度入ってしまえば何時間でもいることが可能です。
私は午前10時の入館を予約。宿泊していた関内から川崎までの所要時間がよく分からなかったので8時にホテルを出たら、早すぎたことに道中気付きまして。
一応最寄り駅はJR南武線登戸駅で、そこからシャトルバスが出ているんですが、私はそのひとつ前の宿河原で下車。ここから歩いて行くことに。
なぜなら、ここ宿河原には、
藤子・F・不二雄仕様のローソンがあるからー!!
中にはグッズも多数売られています。私はチンプイの大きなぬいぐるみが欲しかったのだが、ディスプレイ用の非売品だった…。
ここから歩いていくわけだが、この宿河原ローソンの側壁にはこんな地図もあるし、
見えるかなあ?こうやって所々で藤子キャラが道を教えてくれるので、安心です。
そう、藤子・F・不二雄ミュージアムは、道中もとても楽しい。
別の角度から。この窓枠は、『ドラえもん』の記念すべき連載第1回のコマ割りになってるんだって。
実はこのミュージアム、館内の至る所に藤子キャラが、
もうほんとに宝探し気分。ちなみにここ、ギャラリーは撮影禁止ですが、それ以外のプレイルームや屋上の広場、カフェなどは撮影自由。というわけで、何か見つけるたびに撮って撮って撮りまくり。
上の写真はほんの一部です。
確か藤子・F・不二雄先生が亡くなったのは私が小学生のとき。
となると、やはりそれ以前のいわゆる古いドラえもんや、『エスパー魔美』『チンプイ』『オバQ』『キテレツ大百科』…などなどの作品を知っている年代、つまり20代後半より上の世代にとってはドンピシャのミュージアム。ここは子供より大人が見たほうが楽しいよ!
実際大人だけのグループも多かったし。30代半ばぐらいの男性4人グループとかもいたな…
だって、『チンプイ』リアルタイムで見てないでしょー、10代の子とか…まして『エスパー魔美』とかさ。
私が『エスパー魔美』を見てたのは、3歳くらいだったと思うんだが、いまだにOPソングが歌える。幼児の記憶力たるや!
私はショップでコンポコのピンズを見た瞬間にかごに入れたけど、さてコンポコと聞いてすぐビジュアルが浮かぶ人がどれほどいるのか。
藤子アニメが身に染み付いてる世代なんだよね、私はまだ。それが幸せ。
あと、今の子供にとってのドラえもんと、原作のドラえもんは絵柄の乖離が大きいので、抵抗があるかもしれない。特に、あの餅を頬張る初登場ドラえもんとかさ…
ああでも、ここへ来たことで、藤子先生の原作、あの辛らつな、でも人情味のあるドラえもんを知って、そして藤子作品を読むことを始めたなら、すごく意味があると思う。一人の男の、偉業を知るということは。
まだ写真があるので、続くー。