ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

観光は、ガイドブックに忠実に。

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グアナファトの街は、結構道が入り組んでいて、方向音痴の私には難しい街でした。ハノイの旧市街並みだよ!とにかくどこに行くにも迷うっていうね。かと思えば、「すみません、〇〇ってどこですか?」って聞いてみたら、「え、ここだけど」って言われたりね。

それは、アロンディガ・デ・グラナディータスを探したときのお話です。


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勘弁してくれよっていうぐらい長い長い名前のそこは、グアナファトの州立博物館。
かつて独立戦争の際に、ここを要塞として立て籠もった政府軍(=スペイン人)と、先住民とメスティソ(スペイン人と先住民との間に生まれた子)の支持を集め、独立運動を指揮していたミゲル・イダルゴ司祭の率いる解放軍との間で激戦が行われた場所です。イダルゴ司祭は1811年にスペイン側によって捕えられ、死刑後に曝し首に遭っています。

建物内部には、その独立戦争からイダルゴ司祭の処刑に至るまでが描かれた壁画が。
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この壁画を除けば、中は普通の歴史博物館&美術館。説明はスペイン語オンリーなもんで、何の知識もない私にはちょっときつかった…

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メキシコの国旗も。
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メキシコの国旗は緑・赤・白の3色で構成されており、それぞれ「独立」「カトリック教会と宗教の純粋性」「民族の統一」を表しています。

真ん中の国章は、アステカの民に伝わる伝承に基づいて描かれたもの。元々メキシコシティ以外の場所に居住していた彼らですが、ある日アステカ人の司祭が、「蛇をくわえた鷲がサボテンにとまっている場所を探しなさい。そこがあなた方に約束された土地である」という神の啓示を受けたことで、以後300年に渡り神の示す土地を探し続け、ようやく見つけたのが現在のメキシコシティであった、と。
ちなみに現在のこの国章は1968年に定められたもので、それ以前は政権が変わるごとに何度か変更がされていたそう。

鷲は「太陽の力」、蛇は「地の力」を表し、鷲が蛇を加えることで太陽の力と地の力の融合を表現しているんだとか。

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さて、博物館を出て、私たちが向かったのは「口づけの小道」。
お互いにいがみ合っていた、道を挟んで隣同士にあった2つの家。しかし両家の息子と娘が恋におち、許されぬ恋に身を焦がしながら、ベランダ越しにキスをしていたという、


そんなカップル向けの場所になんで女同士で行かなあかんのかと。


「セニョールとグアナファトに来た時に、一緒に行きなよ」という私と、「えーいいよいいよ」というTちゃん。
まあせっかくだし、ということで行ってきたよ!

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ここでキスをした恋人たちは永遠に幸せになれる、とかで、私たちが行った時も3組のカップルが熱い口づけを交わしていました。




そろそろお腹すいたね、ということで、ごはん。



おっとそこなお兄さん、何を持っているんだい?
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…ってなわけで、やってきたのは鶏の丸焼きが食べられる、「La Carreta」。

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回ってる回ってる。

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私たちは1/2羽を二人でシェア。塩味がきつめだけど、うん、なかなか。

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ところで、メキシコ料理ではお米は付け合せに使うもののようで、白米は食べず、トマト味をつけて出してくる。で、これが私どうにも好きになれなくて…。炊きあがり具合がどうにも舌に合わない。
で、ここらへんから「米が恋しい」と思うようになりました。やっぱコメはご飯にして食べなきゃ!
米!米!我に白米を!茶碗一杯のうるち米を!!


まあとにかくお腹は満たされた。再びグアナファトの街を歩きます。


つづく。