ちょっとお高い、でも行く価値ありなコム・ビン・ザン。
「ベトナム料理は家庭料理こそ至高」。
すでに言い古された言説ですし、そしてまたひとつの大きな真実ですが、実際に家庭料理をベトナム人のご家庭で味わうのもまた旅行者や、多くの外国人にとっては至難の業。
でも家庭の味ってやつを、ガイドブックに載らないような、「普通のご飯」を食べてみたいの、と言う方にお勧めのレストランがこちらー。私の中では「Mau Dich」かここか、の勢いでヒット。
◆NEW DAY RESTAURANT◆
Add: 72 Ma May
常に外国人とベトナム人でごった返すこちらのお店、トリップアドバイザーで4.5/5.0という高評価の、「コム・ビン・ザン」。
「平民飯」というには値段は少々高いですが（その辺のコム・ビン・ザンの2〜3倍ぐらいかな？）、行く価値はあります！
えてして味の濃くなりがちなベトナム料理ですが、こちらのお店は濃い味も優しい味もバランスよく用意されており、メリハリが効いているため飽きない。
傾向として、肉系はご飯の進む味、野菜系は胃に優しい味になっています。
私のおすすめは豆腐系のおかず！豆腐自体もきちんと味のいいものを使っており、薄味ながら中までしっかり味がしみていてとても美味しいです。
メニューを見ての注文も可ですが、やっぱり指さしで注文したい。注文が終わったら名前を聞かれるので、名前を言って、テーブルで待ちます。先にテーブルを取って、テーブル番号を伝えるのが一番スムーズかも。
何しろ激混み。店員はもちろん、下手すると客も汗だくです。クーラーも扇風機も全力で回して、それでも暑い部屋も。
場合によっては店員が食事を間違えて運んでくることもありますが、そこはご愛嬌。ここの店員さんは英語可なうえに愛想がいい！自らのミスはきちんと謝る人が殆どです。
2日連続で行きました。これにハノイビール2本頼んで、21万ドン。
豚肉が多いのはきっと、今回ラマダンにぶつかって食に難儀したコタ・バルの反動だと思います。角煮は安定の美味しさ。キャベツを茹でただけのおかずも、ほんのり生姜が香ってやっぱり美味しい。
ベトナムの家庭料理の中でも私の一押しは厚揚げのトマト煮。がっつりトマト派とほんのりトマト派がいますが、こちらのお店のはほんのり派。厚揚げとトマトとヌクマムって意外に相性がいいです。厚揚げの肉詰めは人気のおかずなのか、私たちが行った夜8時過ぎにはもう、小皿一皿分しか残っていませんでした。
あんまり混んでるお店は苦手…と言う人は、なるべく早い時間に行くといいと思います。
すぐ近くにベジタリアン・カフェのタマリンドカフェもあるので、ご飯をさっとかき込んで、カフェでジュースを飲みながらビタミン補給…などいかがでしょーか。関係ないけど、タマリンドカフェのマンゴークレープはココナツミルクがたっぷりかかってて、好きです。
