私たちは音楽を通じて分かりあえる!(かも)
日越国交40周年記念イベントのひとつである、『ONE ASIA Joint concert』に行ってまいりました!
出演は日本からやってきた和楽器オーケストラ、AUN Jクラシックオーケストラと、ダンバウ(đàn bầu)奏者・ゴー・チャー・ミー、ダンチャイン(đàn tranh)奏者のグエン・タイン・トゥイーです。
Aun Jとは…
「和楽器を、もっとわかりやすく、シンプルに!」「音楽に国境はないが国籍はある」をテーマに、双子の和太鼓ユニット・AUNの井上良平氏と公平氏が、筝(そう)や尺八の若手アーティストと共に結成した和楽器オーケストラ。
メンバーは8人で、それぞれ和太鼓・三味線・笛・尺八・鳴り物・筝・篠笛を演奏します。
(参照:AUN Jクラシックオーケストラ公式ホームページ)
今回のコンサートは、カンボジア・タイ・インドネシア・ベトナムの4か国を周るアジアツアーの最終公演。チケットは無料だったのですが、配布開始から2,3時間で配布が終了したという注目のプログラムでした。
で、感想ですが、もんのすごく良かった!和楽器で聴く“Heal the world”は涙が出そうなぐらい美しかったし、AUNの井上兄弟の三味線セッションはものすごく笑わせてもらったし、鳴り物のHIDEさんの動きの可笑しさとマルチプレーヤーっぷりには目を見張るものがありました(もうHIDEさんの印象が強すぎて)。
筝を叩くとこんな軽い、でもしっかりした音が出るんだなとか、和太鼓ってかなり大きい音が出るのに何でうるさく感じないんだろうとか、三味線ってクール!だとか、笛の種類の多さに驚いたりとか。
また、目前から迫ってくるような和楽器の音と、それとは対照的に全身を包み込んでくるかのようなベトナム楽器の柔らかい音が合わさった時の、あの水に包まれたような心地よさ。
春の嵐のような激しさも、夏祭りのようなにぎやかさも、秋の陽射しのような穏やかさも、冬の朝のような緊張感も、すべてが心を刺激して、もうとにかく楽しかったです。今年は中々コンサートに行けなくて(なぜか旅行中に行きたいプログラムが出る)ちょっと不満だったのですが、今年も残すところあと19日というところでいいものを見ることができました。安心して年を越せますわー
Chúng ta có thể hiểu nhau thông qua âm nhạc.(私たちは音楽を通じて分かりあえる)…とはMCも務めた井上公平さん(だと思うんだが)の言葉です。本当にあの会場の一体感はすごかった。
ベトナム人のマナー違反も中々でしたがね!
内容が素晴らしければ素晴らしいほど、私語とか上演中のお喋りとかが気に障って仕方がない。こういうとこ、正直分かりあえないなんて思っちゃう。でも今まで行ったコンサートの中ではかなりましな方だったとも思います。みんなステージに夢中だったよね。
AUN Jオーケストラの演奏は公式ホームページで視聴可能。またCDも5枚出ており、さらにAUN J iPhoneアプリなるものも存在します。気になった方は是非チェックを!
会場のNhà hát tuổi trẻ。ネオンが明るくなかったら、危うく通り過ぎるとこだったわ…