お菓子の山へレッツゴー。
今回のドゥンラム行きで最も楽しみだったのが、お菓子工房・ヒエンバオ(Hiền Bao)。前回はミア寺の前のお茶屋さんに「あそこの家は今日結婚式があってみんな出払っている」と教えられ、行くことができなかったため、今回は何が何でもリベンジしなければならないのです。
場所はドンサン集落(thôn Đông Sàng)の、ミア寺から50mほど行ったところ。ミア寺を背にして左に歩き、2つ目の角を右に曲がるんだったかな。ミア寺の前にはお茶屋さんやお花屋さんなどのお店が出ているので、そういったお店の人に場所を聞くといいと思います。何しろベトナムの片田舎、道に名前がないのです。
大量のピーナッツ。全部お菓子の材料です。
文字通り、お菓子の山。
頼めばお茶とお菓子を出してもらえます。
ヒエンバオで作っているのはケオ・ラック(kẹo lạc:ピーナッツ入りの飴)、ケオ・ブン(keọ vừng:ゴマをまぶした飴)、ケオ・ゾーイ(kẹo dồi:ピーナッツを生姜味の飴で巻き、固めたもの)の3種類。特にケオ・ラックは村の管理事務所とJICAが開催した、お菓子コンテストで優勝したほどの名品で、歯ごたえが良く、控えめな甘さとピーナッツの香ばしさでついつい食べ過ぎてしまう味。
製造現場も見ることができます。これはケオ・ゾーイの原料となる、生姜風味の飴。
ヒエンさんは何ともワタクシ好みの渋いおじさまでした。ヒエンさんの家系は代々のお菓子屋さんで、ヒエンさんが5代目。
この飴を伸ばします。伸ばせば伸ばすほど、黄色い透明な飴が、白濁していく。
以前はヒエンさんの後ろにある柱を使って、手で伸ばしていたみたい。
ヒエンさんが出来立ての飴をくれたー(*´ω`*)。温かい内は柔らかい飴も、すぐに冷えて固くなる。ほんのり生姜風味でとても美味しい。ここでしか知ることのできない、柔らかい味。
見にいくタイミングによって見れる工程も違うので、面白いと思います。
ケオ・ラックは箱入り、袋入り(10個入りと、300g入りの大袋)が売られているので、お好みをどうぞ(箱入りパッケージについてはこちらから)。
◆Cơ sở sản xuất bánh kẹo Hiền Bao◆
Add: Thôn Đông Sàng, Làng cổ Đường Lâm
Tel: 04-3326-0910 / 098-991-5081