週末台湾・2日目 ~迪化街散策
朝から一杯食べてお腹いっぱいになりましたし、ざかざか歩きます。
まずは迪化街。
台北最古の問屋街である迪化街だけあって、続く続く同じものを売る店が延々と!やはり多かったのはカラスミとお菓子。たまに洗剤などの生活用品を売るお店があったり。
レトロな建物が多いのも迪化街の特徴。たたずまいはどっしりしているけれど、装飾は女性的。
消防署もこの可愛さ!
さて、台湾に来たら必ず行っておきたいのが茶芸館。私たちがやってきたのはこちら、「臻味茶苑」。
店主の呂禮臻はお茶の世界の重鎮で、新北市の陶器街である鶯歌でお茶屋さんを営んでいます。ただ鶯歌に行くのが難しい観光客も多いということで、2012年に占い師一族・林家の邸宅である林五湖本館の一部を借り受け、支店を出したとのこと。最低限のリフォームだけを行い、往時の姿を保っています。
入ってすぐ、左手にはずらりと並ぶ茶缶。ああ、私は今台湾にいる…!
建物は1851年築。
建物の一番手前が店舗で、中庭を挟んで奥にも建物があり、そちらには祭壇や林家代々の当主の写真が置かれています。実はこの奥の建物は普段は閉まっているけれど、月に2回、第二・第四土曜に限り公開しているとのこと。私たちはたまたま第四土曜に行ったので見れたんですねえ、今調べて初めて知った。
さて、台湾のお茶屋さんでのお楽しみ、試飲です。店舗の奥にも試飲コーナーがありますが、そちらが満席だったので、こちらで。
メニューもあるので分かりやすい。今回は上から順に、阿里山→凍頂烏龍→東方美人といただきました。
こちらは阿里山茶。高山地帯で質の高い茶葉が生産されている阿里山は、茶葉もコーヒーも高級品。
3種類どれも美味しかったけど、やはり一番は阿里山。香りも鮮烈で、後味の甘さがたまりません。阿里山の後に飲んだせいか、凍項烏龍は印象が薄かった。東方美人は、味も香りも柔らかく、花のような香りが非常に女性的で、名づけの妙を感じました。
こちらではもちろん阿里山茶を購入。
ちなみにこちら、今年台湾観光親善大使に任命された福山雅治が、CM撮影のために訪れたお店だそうで。
【福山雅治(ふくやままさはる)】出演CM 台湾PR動画 台灣觀光宣傳影片 - YouTube
この話をお店の人に聞いた瞬間、私と友人の黄色い声が店内に響き渡ったのでした。でもこの後お店に入ってきた日本人女性は「ここ福山雅治が来たっていうから来ましたー」って言ってたので、日本じゃ有名な話なんですね、きっとね。
【臻味茶苑】
Add: 台北市迪化街一段156號
Tel: (02)2557-5333
Open: 11:00 ~ 22:00
URL: http://www.chen-wey.com.tw/
※日本語不可
さて、その後入ったかご屋さんで私がかごを物色している間、友人がたまたまその場にいたおばちゃんと仲良くなり、「この先に美味しいぜんざいを出すお店がある」と聞いたので、行ってみることに。
王源成商行は建物の名前で、入っているのは「248農学市集/大稲埕259」というオーガニック製品のお店。ここ台湾でも、特に若い世代の間で食の安全性に注目が集まっているのだそう。というのも最近台湾では廃油を再利用して作った密造油を正規品と混ぜて販売した食用油メーカー「強冠」や、家畜用油脂を混入した食用油を販売した大手食品メーカー「項新国際集団」が摘発されたばかり。「安心して口に入れられる食材」を求める声は日に日に高まっているのです。
248農学市集は、生産者が自家生産の農産物や加工品を、直接消費者に販売するというスタイルを取ったオーガニックマーケットで、販売されている商品の特徴はずばり無農薬・有機栽培。そんな248農学市集の販売所のひとつがこちらです。
ほんの小さなカフェスペースもあり、そこでぜんざい(窯焼紅豆湯)がいただけるんですが、私、豆嫌いなので、当然ぜんざいも食べません。店主と見られるおばちゃんの息子さんが開いているお菓子屋さんの、クッキーやビスケットも美味しそうだったのですが、朝ごはんが響いて胃に入れるのが辛かったので、コーヒーだけいただきました。
コーヒー担当のお兄さん。豆はアフリカ産を中心に7種類もあったでしょうか。豆の香りをかがせてもらい、飲むことにしたのが阿里山コーヒー。高級豆!!
味は若干酸味が強めですっきりしており、エチオピアに似た感じ。日本人好みだと思います。値段は覚えていないけど、他の喫茶店に比べたら段違いに安い、と友人が驚いていました。
【大稲埕259】
Add:台北市大同區迪化街一段259號
TEL: (02)2557-1259
Open: 10:00~19:00
一息つけたところで、花布を買いに永樂市場へ。
私たちは裏から入ったもんで、この風景。
布市は2階と3階にございます。
そしてワトソンズ1号店(?)を横目に、迪化街散策フィニッシュ。