ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

オランダ&ウィーン土産、晒し隊!

6月はじめ、母と2人でヨーロッパへ行ってきました。


母は元々ヨーロッパへの憧れみたいなものがあって、いつか行きたいなあと思っていたらしいのですが、いかんせん娘が東南アジア好き&在住なものだから、憐れ、初海外は不本意にもベトナムに。その後ベトナム3回、マレーシア2回と海外旅行を経験したところで、「いい加減自分が行きたいところに行きたい…」と。そりゃそうですね、今までごめん。

母の希望は、てっきり昔から紀行ものの番組を見るたびに「いいなあ、いいなあ」と言っていたイタリアかと思いきや、意外にもウィーンでした。ウィーンとな…!音楽に全く興味がないのに、なぜウィーンなんだろう…と思いつつ、「まあ治安もいいし、初ヨーロッパとしては最善の選択だな」とも思いました。何より、私がすでにウィーンに行ったことがあるので、中心部であれば土地勘があるという点でも安心だし。

 

 

…そんなわけで、ウィーンと、オランダ・アムステルダム+αに行ってまいりました!なぜここにアムステルダムが入っているかというと、理由は簡単。KLMオランダ航空で行ったからです。関空からウィーンまでの直行便はないので。
久々のヨーロッパ記事が始まります。まずは恒例の、買ったもの晒し隊!!

 

今回でウィーンは3回目、初オランダの私、言っちゃあ何ですが、オランダの方が新鮮味があって楽しかったですね。そのせいか、オランダの方がお土産も多めです。店舗情報は記事の下部にまとめてあります。

 

 

まずはオランダ土産から。 

<ストロープワッフル>

ワッフル生地の間にメープルシロップをはさんだお菓子で、温かいコーヒーや紅茶の入ったカップの上に置いてシロップを溶かしてから食べます。ワッフルの、カップの内側の方、ちょっとヘタってるの分かりますかね。DSC_4033 

食感はねっちねっち、ちょっと歯にくっつく感じ。これは好き嫌いが分かれるかもしれないな。聞くところによると、日本だとソニプラで、ベトナムだとスタバで購入可能なようです。

 

私が買ったのはナインチェ缶!ミッフィーですね。ナインチェ・プラウスが本名で、ミッフィーは英語名。DSC_4052 

 

<ミッフィーグッズ!>
実は2015年の今年は、ミッフィー生誕60周年!元よりミッフィー好きな私、もちろんこのアニバーサリーに乗っかって、あれこれ買ってきました。
ミッフィーは年々その顔の形を変化させていっていることをご存知でしょうか。私は80年代後半~90年代前半のミッフィーが好きなんですが、今年どんどん発売されている60thアニバーサリーグッズに関しては、「最初期ミッフィー」を集めております。
最初期ミッフィー、初見では「何これ」と思いましたが、最近妙に好きです。可愛い。この子供の落書きっぽさがいい。DSC_2033 

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上二つのマグカップ、ユトレヒトにあるディック・ブルーナハウス(ミッフィーの生みの親・ディック・ブルーナの作品を集めたミュージアム)で買ったんですが、まさかのmade in Japanです。いや、made in Japanかどうかはともかく、日本語で商品名が書かれたバーコードが底に貼ってありました。

 

これはオランダのものみたい。木製クリップ。DSC_2037 

 

砂時計付き歯ブラシスタンド。子供が歯磨きをする時間を計るための砂時計ではないかと思われますが、この砂時計、全くあてになりません。詰まる。

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<デルフト・ブルー> 

KLMのビジネスクラスに登場すると、陶器のお家型ボトルがもらえることをご存知でしょうか。 深い青が印象的な焼き物は、デルフト・ブルー(Delfts blauw)。16世紀からオランダ・デルフト地方で生産されている陶器です。

特に盛んに生産されたのが17世紀半ばから18世紀半ばまで、オランダが強大な軍事力を持ち、盛んに貿易が行われ、かつ数多くの芸術作品が産み出された、オランダ黄金時代です。本格的な生産が始まったのは1602年のことで、絵付けに関しては、当時上流階級の間で流行したものの、明代の終わりとともに供給がストップしてしまった、中国磁器の影響を大いに受けていました。目指したのは「磁器」だったようですが、結局のところスズ釉薬を使った、表面に艶のある「陶器」でしかなかったとのこと。18世紀に入ると、ヨーロッパのほかの国で本物の磁器生産が広まったことにより、デルフト陶器産業は衰退。全盛期には33あった工房の中で、当時から数えて数百年続いているのは王立ティフィラーマッカム工房と、デ・ポルセライネ・フレス社(王立デルフト工房)のみです。(マッカムのものについては、マッカム焼として区別する場合もあるみたい)
 

デルフト焼の絵柄はオランダの風景だったり、動植物だったり、絵本のキャラクターだったりと実にさまざま。また、デルフト「ブルー」とは言うものの、青色しか使われていないわけではなく、多色使いの陶器も多く生産されています。今回狙ったのは多色ものです。

 

オーナメント。これは手描きではなくプリントで、安い。値段覚えてないけど、1桁ユーロなのは間違いないです。
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我が家にはツリーとかないので、秤にぶら下げてます。あの、ベトナムで果物売りのおばちゃんとかが使ってる秤、意外とインテリアとしていいですね、空間が締まる感じ。
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一輪挿し。オリエンタルな雰囲気があって、すごく好き!こちらは1970年代初頭に始まった、比較的新しい工房・ヘイネン・デルフトウエアのもの。高さ8㎝ほどの小さいもので、数十ユーロ。一気に値段が上がった。
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で、こちら、やはり手描きの木靴型陶器。デ・ポルセライネ・フレス社のものです。一輪挿しより絵付けのランクがぐっと上がりました。絵の部分が少しばかりぽこっと浮き上がっています。
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とにかく細かい。つま先にまで絵付けされているのも、ほかにはあまり見なかった。
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靴底には、デ・ポルセライネ・フレス社の商標。
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証明書も付きます。
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大きさは12cm×5㎝×6㎝。お値段…うーん、高かったです、とだけ(;´Д`)
母が買ってくれたんですけど(自分じゃ買えない)、もう割るのが怖くて、いまだに箱に入ったまま、飾ってないです。

 

今回残念ながらデルフトには行けなかったんですが、デルフト焼を取り扱うお店はアムステルダム市内に複数あるので、買い物だけならまったく問題ありません。
ただ、多色の陶器は市内のお店でしか見ませんでした。市内でブルーの陶器しか買わなかった母が、帰国の日に「やっぱりほかの色のやつも欲しいなあ」と言ってたんだけど、スケジュール的にお店には行けなくて、仕方なく空港で探すことにしたんです。ところが空港ではブルーの絵付けのものしか売られてなかったんですよね…。それこそ全部のお店を見る勢いで探したんだけど、免税店にはデルフト焼の専門店とかないんですよねー。これにはびっくりでした。ブルーのものでよければ、数はそんなに多くないけど、お土産モノのお店で数種類のランクのものが売られています。

 

<その他> 

ホーローのお盆。これ安かったー、直径50㎝ぐらいあるのに15ユーロ!輸入品なのか現地生産品なのかは不明。
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ここからオーストリア土産。

<マイユのマスタード>  

マイユ?日本でもベトナムででも買えるじゃん、などと侮るなかれ、ヨーロッパで売られているマイユのマスタード、種類がものすごく多い!
フランス・ブルゴーニュ地方にあるマスタードとビネガーのブランド・マイユ。3年前、パリに行った人からここのハニーマスタードが美味しいと聞いて、新婚旅行で訪れたブダペストのスーパーで見つけたときに即購入した思い出が。今回はアムステルダムでハニーマスタードを、ウィーンで白ワインマスタードを購入しました。この白ワインマスタードは、アムステルダムでは見なかったな。創業150年の高級デリカテッセン、ユリウス・マインルで買ったんですけどね、アムスのスーパーとの値段の差に笑っちゃった覚えが。ハニーはアムスで買って正解だったと思う。
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<デメルのチョコレート>  

定番!デメルはパッケージがおしゃれでいいですよね。木箱入りのが好きです。でもショップのレジのおばちゃんの態度がすごく悪くて不愉快だった。
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<陶製のバングル> 

王宮の近くに、お土産物に混じって陶製のアクセサリーを売ってる小さなお店があって、ウィーンに行くたびに行ってるんです。1回目はおばあちゃんが、2回目はおじいちゃんが、そして3回目の今回はおじちゃんがお店番してました。2回目に行ったとき、おじいちゃんの「This is made in Vienna!」というセリフを「made in Vietnam」と聞き間違えて、「えええええ!!!」と叫んだのもいい思い出です、はい。
バングルのサイズはS、M、Lとあるので、スレンダーさんもふくよかさんも安心です。私は安定のLサイズ…だけど、大きすぎたかも。
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<ペンセット> 

シシィミュージアムのショップで衝動買い。
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<マンナーのミニカー> 

創業1890年、ウエハースで有名なオーストリアのお菓子メーカー、マンナー。イメージカラーのピンクで彩られたクラシックカーのミニカーです。パッケージの台紙、これ「台紙」じゃなくて、まさかのプレートでした。帰国前の荷物整理で、プレート捨ててきたわ…重いし。マンナー、基本はヘーゼルナッツ味なんだけど、ココナッツフレーバーなどもあり、またウエハース以外のお菓子もあるので、いろいろ買ってみると楽しいと思います。ばらまき土産に最適な10枚入りの缶などもあり。
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◆オランダ店舗情報◆

・ミッフィーグッズ
Dick Bruna Huis
 Add: Agnietenstraat 2, 3512 XB Utrecht
 Tel: +31-(0)30-236-2362
 ※なお、2015年8月現在閉館中で、12月にミッフィーミュージアムとして再オープン予定。まあミッフィーグッズ自体はどこでも買えますんでー。 

nijntjemuseum.nl

 

・デルフト焼
Jorrit Heinen
 Add: Muntplein 12 , 1012 WR Amsterdam (ムント塔近く)
         Spiegelgracht 13, 1017 JP Amsterdam     
         Prinsengracht 440, 1017 KE Amsterdam

 Tel:  上記3店舗上から、+31-(0)20-6232271 / (0)20-4218360 / (0)20-6278299 
 Open: 9:30~18:00, 日曜のみ11:00~18:00
 Web: http://www.delftsblauwwinkel.nl/en/

ヘイネンデルフトや、マッカム、デ・ポルセライネ・フレスなど、品ぞろえ豊富。通販可能だ!母に教えよう。
言うまでもなく、デルフト焼のお店は駅前のダムラック通りの数店舗をはじめ、他にもまだまだあります。あちこち周ってお気に入りを探してください!

 

・ホーロー雑貨
De Emaillekeizer
 Add: 1E Sweelinckstraat 15, 1073 CM Amsterdam (アルバート・カイプ通り)
 Tel: +31-(0)20 664 18 47 
 Open: 12:00~18:00, 日・月定休
 Web:  http://www.emaillekeizer.nl/

 

このほか、スーパーによくいきました。アルバート・ハイン便利だったー。 

 

◆ウィーン店舗情報◆

・食品等
Julius Meinl
 Add: Graben 19, A-1010 Vienna
 Tel:+43 (0)1-532-3334 
 Open: 月ー金:8:00~19:30、土:9:00~18:00 日祝定休
 Web: http://www.meinlamgraben.at/Home

オリジナルコーヒーなどのここにしかない商品以外は、普通のスーパーで買った方が安いです。

 

・陶器のバングル
 たぶんReitschulgasse。アウグスティーナ教会のあたりです。

 

 

・デメル

DEMEL
 Add: Kohlmarkt 14, 1010 Wien 
 Tel:+43 (0)1-5351-7170 
 Web: http://www.demel.at/en/index_en_flash.htm

 本店と、日本のデメルとでは置いてあるものが違うので、比べてみてもいいかも。

 

 

・ペンセット
 ホーフブルク宮殿内ミュージアムショップ

 

 

・マンナ―グッズ
Manner shop
 Add: Stephansplatz 7, 1010 Wien
 Tel: +43 (0)1-513-7018 
 Web: http://www.manner.at/en

お菓子だけならスーパーでも購入可能。