ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

マレーシア2013 この旅一番の味?!ペナンでニョニャ料理。

興發茶室へ行った日の夜、バッテバテでしたが、再びジョージタウンからせこせこ歩いて同じ方面にあるレストランへ行きました。

◆NYONYA BREEZE◆
Add: 50 Jl.Adu Siti
Tel: 04-227-9646

興發茶室より2本北の通りにあります。この日はペナン州の祝日だったので開いているか不安でしたが、やってました(正直クローズしてたら泣けるだけの距離)。
こちら、店名に「ニョニャ」とある通り、ニョニャ料理のレストラン。
ペナンにもババ・ニョニャの人々が多く住んでいますが、しかしその文化の様相はマラッカのそれとは少々異なります。たとえば衣服などはペナンのものの方が派手な印象。
また、料理についてはその地理的要因から、タイ南部の料理の影響を受けているそうです。ココナツ・ミルクを多用するマラッカの料理よりも味付けがあっさりしており、酸味のある料理が多いのも特徴なんだとか。

こちらのお店のオーナーは4代目ニョニャ。他のニョニャ料理レストランと違い、店内はえらくあっさりしていますが、その味はペナンっ子のお墨付き!というわけで、ひとり突撃してまいりました!


到着したのが開店20分前。そこに中国人グループも居合わせ、店員さんにオープン時間を聞いたり、何だかんだ話しているうちに、気付いたらお店に入って行ったので、私も入ってみました。


オーダーしたのは2品。「ケラブ・ビーフン」と「サンバルゴレン」…ですが、「サンバルゴレン」は「シェフがいないから…(・ω・`)」とオーダーできず!シェフ!祝日モードですか!


仕方ない、とりあえずケラブ・ビーフンだけオーダーです。

しばらく待って出てきたのがこちら。

最初に言っておく。これ、もんのすごく美味しかった!!

まず一口口に入れると、干し海老の旨味が広がります。そしてほのかな酸味と甘み。とても爽やかな味わいです。そして、最後に辛みがきますが、そんなに強い辛みではなく、舌にもしつこく残りません。全然嫌な辛みじゃない。一言でいえば複雑な味わい、ということになるんだろうけど、しかしそれぞれの味が順番にやってくるので、舌が混乱することなく、すべての味をしっかり堪能することができます。

こんな麺初めて…!と夢中になって食べていたら、店員さんがやってきて、「シェフが来ました。サンバルゴレンを召し上がりますか?」という。もちろんオーダーしました。


さあ、大きな期待を乗せて出てきました!

カレーのように、ご飯と一緒に食べます。ご飯は店員さんが好きなだけ持ってくれます。
こーれーがーもーう、まろやかでクリーミー!海老も茄子もいいお味。カシューナッツとニンニクチップがいいアクセントになっていて、ともすればしつこく感じられそうな、このまったりしたクリーム系のスープが最後まで飽きずにいただけます。

ちなみに「サンバル」とはマレーシアおよびインドネシアで使われている一般的な調味料。チリソースの一種なので、もちろん辛いのですが、ニョニャ・ブリーズのサンバルは「辛くないサンバル」。普通は赤やオレンジのサンバルゴレンも、ここでは白いのです。



おいしい!とにかくおいしかった!イポーの鶏や麺が素材の味なら、こちらは足し算が大成功した味。あまりに感動して、味の感想をスマホにメモするぐらい美味しかったです。


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