1年半ぶりのホーチミン1日目・その1
思ったような明日が来ませんでした、hachiheoです。
前回「明日からホーチミンについて書こうかな」なんて言っておきながら、気付けば5日。いったいいつから私はこんな人間になってしまったの。以前は書くことがなくてもブログを開いていたものですが、習慣というのは一度捨てると、元に戻すのが困難なのですね。
まあ反省は後でするとして、サイゴン(ホーチミン)です。
今回の旅は、私の「ピーナッツバターを買いにホーチミンへ行きたい」という一言から始まりました。
果たしてピーナッツバターが飛行機で2時間もかけて買いに行くほどの価値があるのか、というと、少なくとも私にとっては別にそうでもないのですが、このピーナッツバターというのはある種、象徴のようなもので、つまり、ハノイでは手に入らない南のものをホーチミンまで買いに行きたいという、欲望に溢れた一言でした。
そして、それを拾って乗ってくれたのが、ローカルグルメ好き・お料理好きのKさんだったのです。
KさんはKさんで、確かにホーチミンに行きたいと何度か言っていました。私はそれを聞いてはいましたが、その時はまだ知り合ったばかりだったのと、私の方がいくつか旅行の予定があったので、一緒に行こうという話には発展しなかった。それが、知り合って数か月経った7月になって、私の欲求とKさんの欲求が合致して、「いざ行かむ」となったわけです。
先に書いた通り、Kさんはローカルグルメ好き。対して、私は、在越10年を超していながらこんなことを言うのも何ですが、それほどベトナム料理好きではありません。嫌いではないですが。というわけで、お食事に関しては「絶対に文句は言いませんから」と、Kさんに丸投げしました。ついでにスケジュールも丸投げです。私は行きたいところを数か所伝えただけでした。楽…。
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さて、ノイバイ空港を発った飛行機が、タンソンニャット空港に着陸する寸前で急に高度を上げ、20分ほど南周りをしてから今度こそ着陸をした、という事態こそありましたが、無事に着きました。ベトナム航空、何のアナウンスもしてくれなかった。何とか言って、機長。
一旦ホテルへ向かい荷物を置いた後、すぐに2区へ。さっそく私リクエストのレストラン、「Quán Bụi」へ向かいました。
「Quán Bụi」はホーチミン市内に数店舗を構えるレストラン。洗練された雰囲気ながらリーズナブルかつ美味しいベトナム料理をいただけることで有名ですが、中でもYさんおすすめはThảo Điềnにある「Quán Bụi Garden」。1区のお店はお客さんの多い時間帯だと少し急かされることがあるらしいんですが、2区のGardenだとゆっくり自分のペースでお食事できるとのこと。1区は忙しい。
さて、いただいたお料理はこちら。
Mixed Spring Rolls Platter。Quan Buiでは9種類の春巻きが提供されていますが、そのうち
・Fresh Spring Roll
・Seafood Spring Roll
・Saigon Style Fried Spring Roll
・Quan Bui Roll
・Northern Vietnam Style Spring Roll
・Central Vietnam Style Spring Roll
の6種類を盛り合わせた1皿。真ん中にはポメロサラダ。春巻きの内容はもしかしたら日によって変わるかもしれませんし、また、私が上に書いている6種類が正しいかどうかちょっと怪しい。多分合っているはず。しっとり系と揚げ系を半々に混ぜた一皿です。
コム(cốm: 未成熟のもち米)をまぶしたQuan Bui Rollはぜひ味わっていただきたいです。香ばしくて美味しい。生春巻きなども生地がしっとり柔らかで口当たりがよく、野菜やハーブの香りのよさもまたナイス。ひとつひとつが小さめで、1種類につき2個ずつが半分にカットされて出てくるので、4人で分けるとちょうどいい。2人だと多かったです。また、タレが数種類ついてきますが、意外と具材の味がしっかりしているので、タレがなくても美味しくいただけるかと。
豚肉とココナッツの煮物(Thịt kho dừa)。これは私が大好きなコムビンザンメニューで、細切りにした豚肉とココナッツの果肉を炒め煮にしたもの。初めて食べたときはココナッツを筍だと思って、口に入れたときは驚いたもんです。
一見お肉が固そうに見えますが、どっこい意外な柔らかさ。豚肉の旨みにココナッツの甘み、ごはんとの相性は言うまでもなく最高です。
夜来香のにんにく炒め(Thiên Lý Xào Tỏi)
Kさんセレクトの一皿。これも歯ごたえしっかり、にんにくの風味もよく、美味しかったです。ベトナム料理における野菜と言えば空芯菜炒めが定番ですが、こちらもぜひぜひ。
「Quan Bui」のお料理が盛り付けられた、ソンべ焼きをはじめとする素朴な器もとっても魅力的。
売ってます!!!!
店内だけでなく、テラス席の方にも売り物が置かれています、ぜひぜひ。
まだ旅の初日ということで、ひとまずソンべ焼きの深皿を1枚だけ買いました。5万ドン。最近の花絵ソンべの高騰を考えると良心的…。
そうそう、書いていませんでしたが、今回の旅の目的は「ソンべ焼きを買う」でもあります。市内数か所周ってきましたので、その辺もまた記事にします!
それでは、Hẹn gặp lại(また会いましょう)!