Tuan Ngoc in the SPOTLIGHT
Tuan Ngocのライブショウ、行ってきましたー。
何とMCを務めたのは、大御所・Pham Duy(ファム・ズイー)。御年91歳!彼はTuan Ngocの岳父なのです。
1曲歌い終えたTuan Ngocが、2階席のPham Duyに対し、「やあ、お父さん」と声をかける場面も。
意外なことに、オペラハウスで歌うのは今回が初めて。ライブショウ“Rieng Mot Goc Troi”は3日間の公演ですが、この日が初日。そんな貴重な機会に立ち会えたことに感動。
Tuan Ngocは「このハノイのオペラ座で歌うことが自分の大きな夢だった」と語り、「母が生きていれば、夢がかなったことをとても喜んでくれたと思う。きっと、観客席に座って自分の歌を聴いてくれただろう」と声を詰まらせる場面も。
ベトナムの歌手にしては珍しく、プログラムの内半数が英語曲。
アメリカ在住の彼ですが、幼いころから英語曲を学んでいたとのこと。「私の音楽の歴史を皆さんにお聞きいただきたい」と、彼が最初に学んだ曲・"Unchained Melody”や"Yesterday"、そして観客席にいた娘に捧げる歌として、"Smoke gets in your eyes"を披露。第2部では"My Way"など披露。
上手いのは当然として、ビブラートの時の声が!声がもう若い!還暦越えてるなんて信じられない…。
My Linh voi ong xa Anh Quan. 今回のライブのギタリスト、Anh QuanはMy Linhの夫。
Song ca Tuan Ngoc va My Linh. 海外公演も多いMy Linh、Tuan Ngocと同じプログラムに出たことはあるが、デュエットは初めて。"Hello"など歌う。
歌も上手いけど、冗談交じりに繰り広げられるMCも面白かったです。
音響のトラブルで公演が中断したとき、「2分ほどで修復できるとのことなので、じゃあこのわずかな時間に皆さんからの質問を受け付けたいと思います」という言葉に、観客から「奥さんはどうしたの!」という質問が。
「妻は今ホーチミンにいます。そして、明日にはアメリカへ戻るんです…外せない用事があるもので。つまり、私は一人でハノイに来てるわけです。今日の、孤独を歌った歌については、私は自分自身のために歌ってるんですよ」
「さっきから私は歌う歌全て、『これはとてもいい歌だ』と言ってから歌ってますけどね、いい歌しか歌わないのは当たり前ですよ。曲が良ければ、私が歌ったものの評価が50%は上がるんだから」
「皆さんからのリクエストを受け付けたいんだけども…あ、ごめんなさい。その曲はバンドも私もトレーニングできてない」
などなど。Hong NhungもMC上手くて私大好きなんだけど、Tuan Ngocもなかなか。
Trinh Cong SonはやっぱりHong Nhungが歌った方が好きだなあ、と思いつつ、でもでも満足でした!
普通、こういう音楽公演は1時間半ぐらいで終わるんですが、何とこの日は8時開演、10時半終演!
うわー2時間半!そんな感じ全くしなくて、ヒルトンで待ってた夫と友人には悪いことした…(チケット購入時、夫は2日から出勤だと思ってたので一人分だけ取ったら、年末ギリギリに2日は休みって公示が出たんだって)。
番組撮影用のビデオカメラが入ってたんで、DVDになるかな…なったら買おう。