蓮。
ここ2週間の間に、夫が早朝に家を出たことが2回ありました。時刻は4時半。
一体何事、と思っていたら、タイ湖に蓮の写真を撮りに行ってたという。
ハノイ在住6年、一度も切り花以外の蓮を見たことなかった私は、「ほう、いいねえ」と言い、夫は「じゃあ今度休日出勤の代休取るから、一緒に撮りに行こうか」と言った。
そして決行の日が近づく…
台風5号接近!
雨!雨!雨!
私風邪!!!
6月に入ってからこっち、暑い日が続いたハノイ。雨がほとんど降らなくて、洗濯するのにいいわあ…なんて思ってたころに長雨ですよ!!
湿度も急激に上がり、湿気に弱い私はダウン。冷房にやられたのもあって、立派に風邪をひきました。
幸い週明けには熱も下がり、ダダ下がりだったテンションも上昇傾向に。しかし、台風は非常です。雨が止まない。とにかく連夜の雨。
私たちは「雨が降ったら、蓮は中止」と言っていました。そして結構の日、3時起床を言い渡された(私の準備が遅いからって…)私、結局一睡もせずに3時を迎えました。
外は雨。
あ、これは中止かな…私病み上がりだし、今日寝てないし、ちょうどいいかもなあなどと思いつつ、夫を起こしながら「雨だよー」と言うと、
「あ、そう…まあ行ってみようか」
あ、行くんだあ。しかも雨やんだし
家を出たのが3時50分ごろ、家の近くに停まっているタクシーを起こしてホータイ・ウォーターパークへ。
うん、何も見えないね、ハハッ
間違いなく早く着きすぎました。そして真っ暗な湖を前になすすべのない私たちの上に、無情にも降り始める雨。
…とりあえず雨宿りです。ウォーターパークのチケット売り場でゲームをしながら時間を潰します。
5時ごろ、ようやく明るくなってきたところで再び湖へ。幸い雨も止みました。
そして、さっきは全く見えなかった蓮の花があっちにも、こっちにも!
ある人から情報を得て知った、「2万ドンの橋」に潜入。私たちが行ったときはまだ早すぎたのか、橋の入り口も開いてなかった(小屋の管理の人寝てたし)のですが、まあ低い柵なので乗り越えて、先に一人起きていたお姉さんにお金を払います。
ていうかこの日、たまたま日本人とベトナム人の2人連れの人がいて、その人たちが入って行ったのを見て、私たちも付いていったのでした。彼らがいなければ、きっと私たちはあの橋に気付かなかった…
やっぱり中の方に入った方が、蓮が近いしきれい。しかし!綺麗な花には棘がある。きれいな蓮にはもれなく蜂がついてくる…((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
東屋でお茶を飲むか、と言う話も出ましたが、ちょっとあんまり好きな雰囲気でもなかったし、おっちゃんがトゥオック・ラオ(水タバコ)を吸っていたので、あの匂いが苦手な私は「いや、お茶はいいや…」と湖を去ることに。
時刻は6時15分、すでに空腹の二人でしたが当然そんな時間にやってる店は付近にはなく…旧市街に出る予定だったので、Bat Danのフォーでも食べるか、いやでもあそこ重いよね?じゃあリトルハノイのフレンチトーストだな、と決まり、タクシーを走らせました。
いやーリトルハノイも開店前だった。
早め早めの行動もほどほどに、それがこの日得た教訓でありました。
ちなみに夫が急いだのにも訳があり(急ぎ過ぎたんだが)、蓮の花のシーズンは写真撮影にやってくる人がとても多いのです。特にベトナム人は彼らの世界に入り込んで周りが見えなくなってしまうのでな!!だから人の少ない時間に、というのは大事。
しかし逆に蓮の花とアオザイ女性という理想的なシチュエーションで写真を撮ることも可能。「何が何でも満足のいく写真が撮りたいの!」というのであれば5時ごろに行って、人の少ない畑で撮るだけ撮って、興味があれば人が集まるのを待つ、と言うのがベストだと思います。
あと、虫刺され対策は忘れずに!
(…ていうかさとぴょんさんのブログ読んだっていうのにこの体たらく…)