チャンアン洞窟群

列車で向かったのはニンビン、目的は『陸のハロン湾』を見に行くことでした。

海に浮かぶ奇岩で有名なハロン湾ですが、ニンビンにも同じように奇岩がありまして、しかもこちらは小舟に乗って奇岩の中で形成された鍾乳洞をめぐることもできます。ニンビンといえばタムコックの方が有名かもしれないけれど、そちらは物売りがしつこい、とにかくしつこいと聞いていたので、まだそこまで外国人が多くない、トリップアドバイザーでもニンビン省観光で堂々1位を獲得した、チャンアンの方へ行って参りました。

なお、写真はすべて2014年4月撮影です。

チャンアン観光の入り口。 

 

切り立った岩山は2億5千万年の歴史があるとか。チャンアンは政府によって、いわゆる特別名勝に指定されています。 

 

 おお、あんな狭い穴に入りますか…。

 

 見づらいですが、ヤギ。ニンビン省の名物はヤギ肉。

 

 洞窟の中。

 

 どこぞの鍾乳洞みたいに、変な照明をつけたりしていないのが好印象。

 

 チャンアンではこうした洞窟を9箇所廻ります。正直飽きる(笑)。でもショートカットはできないらしい。

 

途中下船して、お寺参りもできます。2，3箇所あったかな。大した写真もないので割愛。

 

 

 

一艘あたりの定員は6人。カップルで行くとほかのグループと混ぜられたりするので、ここは最低でも4人ぐらいのグループで行きたい所。交渉すれば2人でも乗れると思いますが（乗ってる人いたし）。

 

何艘あるんだっていうぐらいたくさんある舟の、漕ぎ手はみな近隣に住む農家の奥さんたちで、農作業の合間に漕ぐのだそう。順番があるので、毎日漕ぐわけではなく、そのため収入自体はそんなに良くないらしい。1回漕いだら30万ドンとか言ってたっけかな？15万だった気もする…

 

普段うるさいところに住んでいるので、耳が痛くなるぐらいの静かなこの場所は新鮮でした。自然と自分しか存在しない、そんな錯覚を起こさせる世界。とはいっても、ベトナム人観光客が多く、彼らの声が響くので、絶対的な静寂がそこにある、というわけではありませんが。

歌いながら鍾乳洞を巡っている学生グループがいたりね。最近、10代の子達を見ると胸がチリチリするわー…。