神戸を歩く−北野異人館・中篇
『うろこの家』から歩いてすぐのところにあるのが、『山手八番館』。
ブロンズ像やアフリカの彫刻などを展示しているこの館、北野随一のパワースポットでもあります。
この壁際に置かれた2脚の椅子、「サトゥルヌスの椅子」と言います。サトゥルヌス、英語名はサターン。ギリシャ神話に登場する農耕神の名をいただく、この見事な彫刻の施された椅子、座ると願い事が叶うのだとか。男性は向かって左側、女性は右側の椅子に座ります。
もちろん座ってみた。そしたら、すごく胸がドキドキしだして、思わず救心が欲しいと思ったぐらい…は冗談だけど、いやこの椅子、何かある…って感じました。ほんとこの椅子の上だけ空気が違う。
この椅子を象ったキーホルダーが売られています。なんと1,000円!
このすぐ近くに、異人館が2軒並んでいます。まずは『北野外国人倶楽部』(明治後期築)。開港当時の社交場をイメージしたものとのことですが、キッチンやメイド部屋の展示もされていて興味深い。
そして、すぐ隣にあるのが旧中国領事館、『坂の上の異人館』。数ある異人館の中で唯一の東洋的内装。
私好み!
西洋風インテリアに飽きがきているこのタイミングでこれは、なかなかいいスパイス。
さて、坂を下りて(これがむちゃくちゃ危ない)、『風見鶏の館』へ。ここは9館特選共通券が使えないので、近くの『萌黄の館』との共通券を買います。600円。
『風見鶏の館』は、北野で唯一のレンガ造りの家で、明治42年に建てられたもの。元はドイツ人貿易商の家。
この家の主人の、赤十字会員証だったか保険証だったかが展示されていたのだが、やはりというか、カタカナだった。ジー・トーマス。
こうやって写真を並べてみると、私同じアングルでしか撮ってないね…つまんないなあ。
このあと、『萌黄の館』へ行くのですが、写真がやたら多いのに気付いたので、もう一回続く。