モロッコの旅 1日目・マラケシュのリヤド
無事にマラケシュに到着したので、市内へ出ます。
市内へはバスで。1人30DH(=約360円)。モロッコの通貨単位はディルハム(DH)、1DH=約12円(2013年5月現在)。
大体15分ぐらいでジャマ・エル・フナの西側に到着。バス停の向かい側にはクトゥビア。12世紀末期の建築です。
ここからリヤドまでタクシーで。リヤドはメディナ(旧市街)のスーク(市場)の北側。初めに値段を聞いたタクシーは100DHと言い、2人目は50DHという。いまいち相場も分からないので、結局50DHで行きました。後に相場は20DH〜30DHと知る。
途中の道でタクシーを降り、そこから荷物運びのおっちゃんにリヤドまで連れて行ってもらいます。で、ここでとんでもなくぼったくられる。値段交渉を始める間もなく歩き出した彼に、何も言わず付いて行ってしまった私の大誤算です。
…100DH!!!普通20DHとかでしょ?夫は臨戦態勢に入ってましたが、もうすでに荷物はリヤドまで運んでもらったあとで、リヤドの従業員の女性が私たちを出迎えた後。彼女の目の前で争うのも忍びなく、払ってしまった私はあのとき、地球で一番のヘタレだったと思います。
気を取り直して、リヤドです。リヤドとは、もとは「屋根がなく、中庭のある家」という意味で、いわゆる伝統建築。中庭を囲むようにして居室が作られています。
これを近年ホテルにしたものがモロッコには数多くあり、そういうのが大好物な私は張り切ってそこまで高くなく、かつ評判のいいリヤドを探して予約。今回の旅では3つのリヤドに泊まりました。
リヤド宿泊の際に注意すべきことがあります。リヤドは元々が一般住宅であったため、大通りに面しているとは限らない、というか大体のリヤドはスークの中の、奥の奥にあり、さらに入り口も分かりづらいのです。スークの中は道が無限に枝分かれしていて、旅行者が迷わず歩くのは至難の業。なので、予約の時点で送迎をお願いすることをお勧めします。もうほんと、荷物を数10メートル先に運ぶだけで100DHとかね、払う必要全くないんだからね…
さて、記念すべき1軒目のリヤドはこちら、Dar Lalla F'dila。(リンク先に写真いっぱいあります)
到着時はまだ午前10時だったんですが、チェックインさせてもらえました。と言っても私たちの泊まる部屋は、前の宿泊者がまだチェックアウトしていなかったので、清掃なども含めて1時間ほど待ったけど。
モロッコではチェックイン時に宿泊者カードを書くのが必須。カードを書きつつ、お茶とお菓子をいただきながら待つ。
ファースト・ミントティー!!
こちらのリヤドではこの1.5ℓの水1本が無料で付いてきます。
お部屋突撃。標準レンズ使ってたもんだから、全体が分かるような写真が撮れなかったや!レンズちゃんと持ってったのに。つっても縦長の部屋だったから、あまりレンズがどうとか関係なかったかも。
調度品がシック。ちらっとしか写ってないけど、ラグもいい感じ。
さっそく街歩き…といきたいところですが、疲れて寝てしまった。起きたらもう夕方5時!
ただ、5時と言ってもまだまだガッツリ昼間のように明るいです。今の時期日の入りは夜8時半だし、さらにイスラム圏の人々は朝も夜も遅い(日光は悪魔だ、みたいな考えがあるらしい)ので、まだまだ余裕で遊べる時間。
じゃあジャマ・エル・フナに行こうか、と外に出たところ、リヤドの管理人さんとばったり。
「5分ぐらい待ってくれたら道案内するよ」と言ってくれたので、いったんリヤドに戻って待つ。同じリヤドに泊まっているフランス人夫婦と5人で、いざ出発!
続きはまた。