ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

モンフ集落の教会

ドゥンラム村(Làng cổ Đường Lâm)はいくつかの集落が集まって形成された古い村ですが、分けても古い建物が多く残っているのがモンフ集落(Mông Phụ)でして、そのモンフ集落のランドマークが、1953年から54年にかけて建てられた教会です。

 

 

 

 

前回は中を見学することができなかったのですが、今回運よく中に入れてもらうことができました。

 

 

案内人はこの人。教会の鐘をついて20年、名前は聞きそびれました。この教会にはフランスから渡ってきた鐘があり、毎日午前0時と正午に鳴らされるそう。重さ実に2トンというその鐘は、音を1km四方に響き渡らせます。

 

 

お神輿。お祭りのときは、これにマリア像を乗せ、村中を練り歩くそう。

 

 

教会の脇にある門は105歳。教会より40年以上前から村にあるそうな。

 

ドゥンラム村のウエブサイトによれば、「教会は1853年にベトナム人司祭によって設計され、村外の木造建築技師によって1853年に建てられた」とあるので、現在の教会は建て直しされたものですね。仏領時代にはこの村だけで100家族の信者がいたそうで、今もキリスト教を信仰している村民は多いみたい。

 

ところでここの鐘つきのおじさんが出してきた、JICA監修の村の地図がものすごく欲しかったのですが、残念ながら昨年の日越国交40周年記念にあたってごく少数刷られただけのものらしく、今は地図に掲載された古民家や観光箇所がそれぞれ一部ずつ保管するのみ、とのこと。残念(´・ω・`)