ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

デン・ハーグで名作鑑賞!

オランダの記事更新しようと思ったら、当然当時撮った写真も見返すわけで、そうするとピントの合ってない写真がごっそり出てきてテンション下がるんですよねー、hachiheoです。ども。

 

今回はオランダの政治の中心、デン・ハーグについて。とはいっても、ハーグでは美術館ひとつ行っただけなので、大した情報はなし。昼食も駅のスタバで済ませたし。

 

アムステルダムからハーグまでは列車で1時間弱です。オランダ国鉄の列車の切符ですが、個人的な印象では特に事前予約は必要ないかな、と思いました。これが国際列車とか、バカンスシーズンなら別かもしれないけど。特に今回私たちは美術館めぐりをメインとしていましたし、そうなると時間の管理も難しい(母のペースで絵を見てもらいたいし)ので、変に予約しなくてよかったな、と思っています。フレキシブルに動くことができました。後日記事にしますが、特にユトレヒトな!まさかあんなに時間かかるとは!

ハーグ駅構内。アムステルダム中央駅より、近代的。
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外観も全く歴史を感じない仕様です。ちなみに、駅からはトラムで移動だったんですが、私、出口を間違えまして、こちらはトラム乗り場とは反対側でございます。
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ハーグのトラム。 写真は15番ですが、目的地へは、22番か24番トラムで2駅(徒歩でも行ける)。
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ハーグでの目的地、それはマウリッツハウス王立美術館(Koninklijk Kabinet van Schilderijen Mauritshuis、単にMauritshuisと表記されることが多い)。マウリッツハイス、とも呼ばれます。ここのゲートにいた人、愛想なかったなー。
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意外にこじんまりとした外観。建物は17世紀半ばの建築で、元はオランダ領ブラジル総督を務めたヨハン・マウリッツ・ファン・ナッサウの邸宅です。王立美術館としてのオープンは1822年。2年あまりの拡張工事期間を経て、2014年夏にリニューアルオープン。スペースはそれほど広くはないながらも、展示されている絵画は一級品揃いという美術館です。

 

吹き抜け部分。写真暗くてすみません。
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天井もきれいです。
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ヨーロッパの美術館って、ほんと展示の仕方が贅沢ですよねー!しかも近寄ってよし、フラッシュ使わなければ写真撮ってよし(美術館にもよりますが)。 母はこれがものすごく印象深かったようで、帰国翌日に京都市美術館で行われたルーブル美術館展では文句たらたらでした。日本でやってるのは借り物展示だからね…仕方ないんだけどね、分かってるんだけどねー。 
ヴィレム・ヴァン・ハーヒト作『アペルスのアトリエを訪れたアレクサンダー大王』。これ好き。
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レンブラント作、『テュルプ博士の解剖学講義』(1632年・写真左)
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フェルメール作、『デルフト眺望』(1660年頃・写真右)。デルフト行きたかったな。
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見づらいけど、上の写真で女性がスマホいじりながら鑑賞しているの分かりますかね?これ、どうも美術館側が提供しているアプリを利用しながら鑑賞していた模様。絵画の情報を調べつつ、っていう感じだと思います。私たちは英語ができないと思われたか、単に情報を見逃したのか、とにかくこのアプリの存在は知らず。まあ実際英語できないし、基本的にきれいなものを「きれいだねー」って言いながら見れればいいので、別になくても。

フェルメール作『真珠の耳飾りの少女』(1665年頃)。確か一昨年日本に来てたんじゃないかな?この少女は非常に多忙で、世界中あちこち周っているため、本拠地ハーグで見ることは、実は意外と難しいんだとか。ラッキー。
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ウィレム・ファン・デ・ヴェルデ (子)の作品が好き。ほんと写真暗いな…。
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「へへへー、見たぞーお」 
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鑑賞を終えて、ショップでポストカードだけ買ったら、退場。駅へ戻ります。

駅へ戻る前に、ちょっと観光。マウリッツハウスのすぐ近く(ほぼ真横)には、政治の中枢・ビネンホフ(Binnenhof)があり、その中心である「騎士の館(リデルザール:Ridderzaar)」がどどんと。
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こちら13世紀の建築で、もとは伯爵の邸宅。現在は国会議事堂として使用されており、日・祝以外はガイドツアーによる内部見学が可能です。毎年9月の第3火曜日に行われる国会の開会式には、国王が黄金の馬車に乗ってこちらへ赴き、国会の開会宣言を行うそうです。一昨日ニュースになってたわ。
ところで、1890年のヴィレム3世の崩御とヴィルヘルミナ女王の即位後、2013年に現国王が即位するまで、オランダ王室は長く女王による王位継承が続いていたそうです。ここまで女系が続くのもなかなか珍しいですね。オランダには日本の天皇誕生日に似た祝日、「王の日」がありますが、これも長く「女王の日」であったと。

 

ぶらっと歩いていたら、スーパー発見。 
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このカートン、可愛かったなー。 
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ちょっと欲しかったんだけど、入口に書かれていた注意書きを見てると、どうもメンバーシップカードが必要なところのよう。てなわけで、あきらめました。買ったところでなあ、日本に持って帰ってさらにベトナムって考えたら、現実的な買い物ではないですよね。

で、このカートン、何に使うかっていうとね、自転車の前カゴですわ。さすが自転車大国!下の写真はアムステルダムで撮ったもの。オレンジのカートンかわいい。
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さてハーグにはマウリッツハウスしかないわけじゃないんですが、ほとんど観光らしいこともせず、モダンアートも見ることなく、再び列車で移動です。今度はユトレヒトへ。あのうさぎに会いに行きます!
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