ハノイでプラナカン料理!
プラナカンとはマレー語で「ここで生まれた」という意味で、一般にマレーシアへ移住してきた外国人男性と現地のマレー人女性との間に生まれた子の子孫を指します。
代を重ねていく毎に、父と母の文化を融合させ、独特の文化を生み出したプラナカンたち。マラッカやペナン、シンガポールなどで目立って見られるのは、中華系プラナカンの文化で、その建築、内装、衣装、どれをとっても華やか。またさすが中国の血を引いているだけあって、中華の食材とマレーのスパイスが組み合わさったその食文化も非常に独特です。
…とまあ、本の受け売りはこのぐらいにして、Truc Bach湖畔にプラナカン料理のレストランがオープンしたということで、さっそく行ってきましたよ!だってマラッカで食べられなかったからね!
(私がマラッカで食べようとしていたのはニョニャ料理ですが、『ニョニャ』とは中華系プラナカンの女性のことを指し、ここでいうプラナカン料理と同義です。ちなみに、中華系プラナカンの男性は『ババ』と呼ばれます)
◆Rasa Singapura◆
Add: 63 Truc Bach, Ba Dinh → 185 Nghi Tam
Tel: 04-3715-2992/3715-0614
Web: http://www.rasasingapura-hanoi.com/
まずはドリンク。ただでさえ寒いところに湖へ来たので、温かいものを!というわけで、マレー風ミルクティ・テ・タリッ。
お店のご主人に、おすすめを聞いて注文しました。
スターターのガド・ガド。野菜や厚揚げ、フルーツにピーナッツソースをつけていただきます。
ビーフ・レンダンはココナツ風味のビーフカレー。これ美味しかった!!牛肉が思ったより柔らかいし、ほんのり香るココナッツがまた…。
仕事の電話で夫が席を立っていたので、終わるまで待とうかな→いややっぱり冷めるし、ちょっとだけ食べよう…→あ、おいしい…で、夫が戻るころには半分以上食べてました。
ちなみにカレー、とはいえ辛さはありません。
これは間違いないでしょ、海南鶏飯!!プラナカン料理ではないけど。ピリ辛のタレをつけていただきます。もうねー、タレ美味しい。ご飯が進む味です。もちろん鶏もおいしかった、そしてタレが(以下略)
食後のデザートに、プルッ・ヒタム(参照→★)を…と思ったら、時間が遅かったので売り切れ。
おおう…(´・ω・`)となった私たち(いや、主に私)を見て、オーナーが「甘いものが欲しいのか、ちょっと待ってなさい」と言って、
クッキー出してくれました。なんて、なんて優しいの…・゚・(ノД`)・゚・
さて、こちらのお店のオーナー、Seow氏はシンガポール出身のババ。私たちが日本人だと分かると、「私は福岡のおでんが好きだ!」と言い、「次来るときは事前に電話しなさい、おでん作ってあげるから!シェフが」なんて言ってくれて、ああもうなんて優しいの…。・(ノД`)・。でもなんでおでん?
シェフのフーンさんも気さくな人で、私たちの行ったのがもうかなり遅く、他のお客さんが帰った後だったため、ゆっくり話すことができました。
「次は友達もいっしょに来て!フィッシュカリーを食べて、おすすめだから!(フィッシュカリーは3〜4人前)」とのことだったので、また行きます。絶対行くー。
メニューにはプラナカン料理とノン・プラナカン料理(シンガポール料理)があり、ほとんど英語で書いてあります。値段は10万ドン前後。
明日(あらもう今日だわ)からランチも始めるとのことだったので、昼でも夜でも、皆様ぜひ!Foodshop45の2軒隣にあります。
ちなみに、プラナカン料理(ニョニャ料理)について詳しいのはこちら↓
★『ニョニャ料理の日々』…神奈川県大和市にある、プラナカン料理のお店『Makan Makan』オーナーのブログ
プラナカンについてはこちらの本が詳しいです。
マレー半島―美しきプラナカンの世界 (私のとっておき) (2007/07) イワサキ チエ、丹保 美紀 他 商品詳細を見る |