ハノイのはちへお。

from Hanoi, Vietnam

【ハノイ】最近のお買いもの

買い物日記でゴンス。

ここ2週間ほど、ほぼ3日置きにガムカウ(phố Gầm Cầu)へ行っております。なかなかな頻度だなあ。ちょいちょい欲しいものが出てきたんですよね、ここ最近。今ちょっと落ち着いたかな。

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ピンズの収納のために、薬瓶を購入。1リットル、500ml、250ml。他に茶色の125ml瓶も買いました(用途不明)。

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1リットル瓶は、買ったお店で、店員なのか単に近所の人なのかよく分からないおじさんが接客してくれた上、「外国人だろ?朝鮮?」って聞かれたのが非常に印象的だったという、思い出があります。朝鮮かー。初めて言われたなー。

500ml瓶はガムカウじゃなくて、結構前にCong cafeで買ったもの。だから3つの中で一番高い。

125ml瓶は最初に覗いたお店で4万ドンって言われて、んな馬鹿な、1リットルが3万ドンだったのに!と他のお店に行ったら2万ドンだか1万5千ドンだかで、そこですぐに買ったもの。

 

ビアホイグラス。先日一緒にガムカウに行った大学時代の先輩が、店のおばちゃんの持っていた料金表を覗いて曰く、「cốc bia Sài Gòn (サイゴンビールグラス)っていうんだって!」 。

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夏のはじめに4つ買った内の2つを誰かさんが割ったので、補充しました。普通1個7千ドンです。我が先輩は初めに入った店で「1万ドン」と言われ、「高い!そんなはずないでしょ!」と数軒先のお店に行ったら、そこでは「7千ドン」ということだったので「10個頂戴」と頼んだところ、なんと「1万ドンの店」からグラスが10個やってきて、呆れるやら笑えるやら。こういうとこ、ガムカウもアジアの市場だね!

ビアホイグラス購入の際は、少し注意が必要。ビアホイグラスは質の高いガラスを使っているわけではないので気泡や不純物が入っているため、コップの内側に先端のとがった突起がついていることがあります。洗浄の際、スポンジ等が傷ついたり、最悪手を切ることもあるので(私は経験者だ)、購入時にコップの内側に手を入れてみて、引っ掛かりなどがないか確認するのが必須。外側に突起があることはほとんどないんだけど。

 

それから…まさかのミルキー!!2万ドン。

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底面にちゃんとした日本語の注意書きがあるので、おそらく日本向けに作られた商品のB級品が流れてきたもの。 Amazonで売ってたし…。

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ここからは、旧市街で買ったもの。バスケットと、プラスチック椅子。

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猫は非売品。

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バスケットはスタバの16ozマグがちょうど6つ収まる大きさ。時々hachiheo家ではあれだけの数のマグカップをどう使っているのかと聞かれるんですが、こんな風にティーバッグ入れにしています。もちろんマグカップとしても使うけど。

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プラスチック椅子は、こうクッションカバーなど掛けましてー。

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サイドテーブル代わりにしています。家はテーブルと椅子が無くて、私1人で何かを食べるときはベッドに座って食べるのですが(2人だと床にバティック敷いて、その上で胡坐かいて食べる。古き良きベトナムスタイル!) 、そりゃもう食べづらくてですね、ある日踏み台がわりに大家さんから借りた椅子を、ちょうど昼食時だったのでお役目御免になってからテーブル代わりに使ってみたら、これがもう理想的な高さでですね、目から鱗で買いに走ったわけであります。

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うわあ…こいつどんな家に住んでんだ、とか言わないでー引かないでー

 

さて実は上のクッションカバーは旧市街某所の民族布のお店で買ったものだ。

そのお店、表はその辺にある民族布を使った、観光客向けの小物が並んでいるけれど、奥に入ると伝統衣装や古布が置いてあるのです!最近は少数民族の布も素材が化繊になったり、色合いが昔と変わったり(それ自体は悪いことじゃないけど)しているので、質の高いものを求めるなら新品より、状態のいい古布を選んだ方がいい。

たまたまフラッとお店に入ってクッションカバーを買ったときに「ここは何かある…」と感じ、2回目で奥に入って物色しつつも怖くて値段が聞けず、3回目でようやくお気に入りを選び購入に至りました。それが、これ↓

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カトゥー族(Người Ca Tu/Cơ Tu)の織物です。カトゥー族は主にベトナム中部に住むモン・クメール語族の少数民族で、人口の約8割がクアンナム省に居住しています。クアンナムは、ホイアンのある省ね。

これは女性用の衣装、あるいは衣装用の布。模様の違う2枚の、72cm×152cmの布をつなげて1枚にしてあり、これをチューブトップのワンピースのような感じになるよう、体に巻きます。

これ上半身部分。縦にしてるけど、横向きが正しい。

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これ下半身部分。これも横向きに、ボーダーになるようにするのが正しい。

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白い部分は刺繍ではなく、ビーズを織り込んである。よってこの布、重い…! 昔は鉛のビーズだったから、もっと重かったらしい。鉛の織り込まれた布も、同じ店で見ることができました。展示品で触れなかったけど。

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カトゥー族と似た民族にタオイ族(người Tà Ôi)がいますが、織物に使う色が若干違うそうで、カトゥーは赤を多用し、 タオイは青も使うと。あと住んでいる地域も違うし、お墓の様式も違います。

実はカトゥーの織物は民族学博物館で行われたCRAFT LINKのバザーでも気になったものがあったけど、180万ドンと決して安くなかったのと、生地の感触があまり好きでなかったので買わなかったのでした。あのとき買わなくって正解だったかも。こちらの方が模様が細かい上に多いし、しかも安かった。まあ10万ドン程度の差だけど。人間違和感を覚えたら手元に招くべきではないですね、何物であっても。感覚を研ぎ澄ませていれば、来るべきものが来てくれるんだなあ。

 

この7年8か月のハノイ生活で、今が一番「生活」を楽しむことができているかもしれない。今住んでいる家に不満タラタラで腐っていた私に、生活を少し楽しくするためのヒントをくれたのは、今年ハノイにやってきた先輩や、気付けばすでにお付き合いが数年になっていた奥様、そして最近知り合った雑貨好きの友人、です。今までの私はとにかく物を集めるだけで、それを日常をちょっといいものに演出するための小道具として応用する術を持たなかったので、今狭い部屋のそこここに、自分の好きなものをディスプレイして毎日いい気分でいられるのは、本当に彼女たちのおかげです。もちろん私にガムカウという場所を教えてくれた夫のおかげでも(略 

こういうこと改めて書くと照れるわ―(;´Д`)モォー。

私も誰かに何かそういうちょっとした変化をプレゼントできる人間になりたいです。マル。