パスポートの増補をしたよ。
増補。読んで字の如く、パスポートのページを増やすことでございます。
夫に「専業主婦でパスポートの増補しないと駄目な人ってなかなかいないんじゃない?」(意訳:遊び過ぎだ馬鹿)と言われました。確かにそこは私も疑問だ。でもそんなこと言ったってやらなきゃいけないんだからやってきた。
増補することになったのは、今年インドネシアに行くからです。というのも、インドネシアのアライバルビザ取得の要件のひとつに「連続する3ページの空白ページがあること」というのがあって、しかし私のパスポートには最早、その「連続3ページの空白」がないんです。
まず、私のパスポートの内4分の1がビザのステッカーで消えています。そのビザの9割は、昔取ったベトナムビザですよ。ほいでまたこのステッカーがいい感じに飛び飛びで貼られてるもんで、「連続する複数の空白ページ」の割合がかなり削られているわけです。
それに加えてモロッコとかチェコとかマレーシアの入国審査官がかなり自由にポンポーンとスタンプを押してくれたもので、(1個しかスタンプないページとかある…)結果、私のパスポートはインドネシア政府の要求を満たさなくなってしまったんです。空白ページだけならまだ3ページ以上あるのに…
インドメシアは4月末に行くんだけども、実はほかにロシアビザも申請することになってるんです。6月のヨーロッパ旅行でついでにモスクワもちょっと行こう!ということになり、トランジットビザを取得しなければならない。ロシアの各種ビザは在外ロシア大使館で申請しないと駄目で、トランジットビザは無料で受け取れる代わりに2週間待たなければならない(お金を払えばもっと早く受け取れます)。となると、インドネシア行ってそのあと日本に帰る4月・5月は余裕がない。遅くとも3月中に申請しておきたい。なら早いうちに増補行ってこよう、と言い続けて3か月。ようやく行ってきました。
パスポートの増補の手続きはとても簡単。用意するものは現行のパスポートとお金だけ。窓口で「増補したいです」と告げると職員が申請用紙をくれるので、必要事項を記入。パスポートと記入済みの申請用紙、手数料を渡せば終わり。窓口が混んでなければ、受け取りまで10分かかりません。
増補にかかる手数料は64万ドン。ページ数は有無を言わさず40ページで、パスポート1冊につき1度しか増補できません。
向かって左の湿気にやられているのが元々のページ、右側の眩しいページが増補分。
元々のページと違い、増補分にはパスポート番号は印字されない(『SUPPLEMENT』の印字あり)ため、すでに用意されている40ページ分をテープで貼り付けるだけ。だから早い。
今回増補するにあたって改めて自分のパスポートを眺めていると、不可解な点が2つ。一つは追記のページになぜかベトナムのスタンプがあること。もう一つはメキシコの入国スタンプはあるのに出国スタンプはないこと(出国審査自体していない)。追記ページのことはともかく、メキシコのスタンプがないのは気になるんだよな…。私ちゃんと出国したことになってんのかな。ドキドキ。