ケレタロで文化に触れまくる。
ケレタロ2日目の朝は、「天使」という名前のカフェで始まりました。
ホットチョコレート美味しかったなあ。
ケレタロの歴史地区に何があるのかと言われれば、特に何もない、という印象。教会がものすごく多いんですが、すでに食傷気味だった私にはそれを堪能する余裕はあらず。
加えて、物価が若干高かった。あと、ご飯…あまりおいしくなかったなあ。塩味がきつくて。
…というわけで、ホテル以外特にいいとこないなあなんて思ってたケレタロ。
たぶんグアナファトと比べちゃってたんでいけなかったんだよなあ…。最近改めて写真見てたら「ケレタロいいやん」って思ったし。きれいな街なんだよね。
この教会、歴史博物館も併設。意外と広くてびっくりした。
この建物はものすごく私好みでした。
展示物も、キリスト教関係のものから、メキシコに住む民族たちの葬送の様子、タイプライターまで様々。スペイン語が分からないと何がなんやらって感じだけど、特に近代史のエリアは見てるだけでも面白かったです。
ここで、好き勝手に進み過ぎてTちゃんとはぐれた。
無事合流して、東へ東へ。
で、サンタクルス修道院の前まで来てみたら…
?!
何ぞこれ?!修道院前で何やってんの?!…と思ったら踊り狂う彼らの前には十字架を祀った祭壇が。
あとで聞いたところによると、1600年代にメキシコへ侵略してきたスペイン人と先住民チチメカ人との間で争いがあった。カトリックへの改宗を要求するスペイン人と、拒否するチチメカ人。
しかしそんな争いのさなかに日食が起こる。チチメカ人にとって神聖な存在であった太陽が姿を隠したとき、彼らは「太陽とキリストは同一のもの」と認識し、カトリックに改宗したとかなんとか。
以降、チチメカ族とスペイン人はケレタロの地で共存したのだそう。
このコンチェロスの踊り(アステカの踊り)はそんなスペイン統治時代以前から継承されてきた伝統的な踊りで、毎年9月半ばに開催されるサンタクルス・デ・ロスミラグロス祭には1000人以上の人がこの羽飾りつきの民族衣装を着て、ケレタロの街のあちこちで踊るんだそうです。
このダンスを見ていた時、1人のおっちゃんが「何でそんなとこで見てんだ!こっち来い、こっちの方がよく見えるから!」と私を引っ張ってくれたのですが、
太鼓の音がむっちゃくちゃうるさくて無理!
私大音量の音が苦手で、クラブだって行かないし、ハノイで音楽やラジオ流してるバスに会うと運転手に対して殺意を覚えるんだけど、このとき太鼓の真横で聞いた音ったらあーーーもーーーーう
でもオッチャンの親切心を無駄にはできず、何とか力を振り絞って写真を数枚撮って退散。
ちなみにこの日は陽射しが強烈だったので、Tちゃんは早々に日陰に避難しておりました。
実はケレタロについての情報ナッシングでやってきた私。思いがけず面白いものが見れて、ちょっと興奮。
そのあと修道院の中に入って、暑さにやられた頭を休めなあかんかったけどね!
連日暑かったのよ…メキシコ。