帰ってきたぞハノイー!!
マレーシア15日間の旅から戻ってまいりました。
KLからハノイに戻る便では目を引く出来事が多く、ハノイに帰るんだなあ…という実感が胸に溢れて
('A`)
・駐機場に消えた男
…私の乗ったAK1446便はY2ゲートからの搭乗だったのですが、隣のY1ゲートは杭州行に乗る乗客を送り出したばかりで、ドアが開いていました。
そこにスタスタと当然のように向かい、ドアを抜けようとする3,4人のグループが。職員が気づいて慌ててドアをクローズしたのですが、私は見たよ。職員が後ろ向いてる間にドアを抜けて出て行った一人の男を…!
その後彼は戻ってこなかったんですが、どこへ行ったんだろう?
・搭乗を拒否されたおばさん
…搭乗口で待っているとき、隣のベンチに座ったおばさんに話しかけられました。
彼女はボーディングパスを見せて、「4C、4C」という。それがどうした、と思ってたら、彼女は老眼鏡がなくて文字が見えづらく、私に聞いて確認してきたのでした。見れば可愛らしいおばちゃんでした、
が、
彼女はまず搭乗口で係員と話し込み、何だかんだで駐機場へ向かったものの、駐機場の歩行者用通路(注*クアラルンプールのLCCTでは、自分の乗る飛行機まで駐機場に設けられた通路を通って歩いていく)で最終チェックにあたっていた乗務員とも何だかんだ話し込み、なんと最後には「搭乗拒否!!」
憤然と搭乗口に戻るおばちゃん。
通路に並ぶベトナム人が声をかけたところ、何か一言言い捨てて、そのままハイスピードで歩き去って行ったおばちゃん。その顔は般若のようでした。
一体何があったのかはわかりませんが、その後ハノイへ向けて飛び立った飛行機の、4列目から6列目までは、空席でした。
(注*エアアジアはホットシートなるものを設定しており、他のシートより値段が高い分優先搭乗ができる。確か2倍ぐらいの差があるので、「安さ」を求めて乗る出稼ぎ労働者や学生などはまず購入しない席。欧米人が座っていることが多く、時期によってはかなり空いている。今回空いていた3列もホットシート。高いお金払ったのにおばちゃん…
ちなみにLCCの場合座席と座席の間が狭いため、1列目または非常口横に座ると快適。ただし、荷物は全て棚に収めなければなりません)
…あ、こんなもんか。なんかもうちょっとあった気もするんだけど。
他に座席番号の見方が分からない人を見ると、何となくハノイを感じます。
今回驚いたのがミャンマー人の、パーソナルスペースの狭さ。ベトナム人より狭い。チェックイン前のセキュリティーチェックがものすごく混雑していたのだけど、ほんとにべったりくっついてくる。私、後ろの人はスリか痴漢だと思ったよ…もちろん当人たちに他意はなく、単に急いでいるか、横入りを防ぐためだったんだと思います。
私の後ろにいた男性、最初はどうしてくれよう…と思いましたが、セキュリティーチェックの終わった私の荷物をカートに乗せてくれた。親切…!でもミャンマーには行けないな、私…他人の体や肌が触れるのがものすごく嫌
LCCに乗ると、豊かか貧しいかがものすごくはっきりわかります。出稼ぎとかで田舎から来ている人はすぐ分かる。
着ている服の質が違う。デザイン以前に、布の質がガタンと落ちる。
色が黒い、歯が悪い。染めたことのないはずの髪でも傷んでいる。
あきらめとか、悲壮感が感じられる。少なくとも楽しそうではない。
母国で苦労して、国境を越えてなお苦労している。
お金のある、なしがとてもあからさま。
KLからハノイに戻る便は、いつもちょっと切ないのです。