文化財の村のケオ・ラック
私はまだ行ったことがありませんが、ハノイから北西に40?ほど行ったところに「ドゥンラム村（Làng cổ Đường Lâm）」という村があります。
ドゥンラム村は2006年5月に、古くからある村としては初めて、国から歴史文化遺産の認定を受けています。
「現在、ドゥンラム村には17世紀に建てられた民家を含め、古い家屋がおよそ千軒残っています。観光客を魅了することの一つにこれらの古民家を訪れる時、その家の主人が自宅を紹介するということです」
「ドゥンラム村の伝統職業村は “緑豆の揚げだんご”など数多く種類のお餅やキャンディーを生産しています。これらの伝統的職業をさらに発展させてゆくことを望んでいます。これにより、ドゥンラム村に足を運ぶ観光客は村の風景を鑑賞するだけでなく、ベトナムの伝統的おいしいお餅を味わうことができます。」―『歴史あるドゥンラム村の観光』, 「VOV5・ベトナムの声」http://vovworld.vn/
あと詳しくはこちらのページとか…→『Đường Lâm』, Wikipedia tiếng Việt, ベトナム語
さあさあ皆様ご注目！「数多く種類のお餅やキャンディーを生産」しているドゥンラム村の名物の1つがこちらにございます！
ケオ・ラック（Kẹo lạc）です。ケオ・ラックとはピーナッツ（lạc）や胡麻を砂糖を溶かして作ったシロップで固めた飴（kẹo）のこと。
このケオ・ラック、ピーナッツの香ばしさが美味しさを引き立てて、私は好きなお菓子なんですが、いかんせん歯にくっつきやすいのが難点でした。ところがこのドゥンラム産のケオ・ラックは粘つきなど一切なく、ぽりぽり軽快な音と共にあっさり食べられる、中々なかったケオ・ラック。実際ケオ・ラックってどこでも作ってるお菓子なんですが、これならハノイから国内他都市に行く際のお土産として成立すると思います。
オシャレなパッケージ。
実はこのケオ・ラック、ドゥンラム村の文化財保存及び観光開発を支援しているJICAと、村の管理事務所が協同で開催した「ドゥンラム村お土産コンテスト」の優勝商品。ケオ・ラック自体は昔から作られており、味もお墨付きだったのですが、ただパッケージが頂けない…ということで、このパッケージもJICAの方デザインで、オシャレに生まれ変わったとのこと。
ベトナム産のお菓子はとにかく賛否両論で、苦手とする人も多いため、ハノイから一時帰国する際のお土産に困る人も多いのではないかと思います。個人的に、見た目も可愛いこれはとてもおすすめ。飴が一つ一つ小分けになっているためばら撒き土産にもうってつけ。「可愛い」を求めるとどうしても南部のものに偏りがちなベトナム土産の中で、正真正銘の北部土産というのもポイントが高いですね。
一箱12個入りで5万ドン。ハノイではStar Lotus（58 Tô Hiến Thành, Tô Hiến ThànhとBùi Thị Xuânの交差点）で購入できます。
◆ヒエンさんのケオ・ラック◆
Cơ sở sản xuất bánh kẹo Hiền Bao
Add: Thôn Đông Sàng, Làng cổ Đường Lâm, thị xã Sơn Tây, Hà Nội
Tel: 04-3326-0910/098-991-5081
