2012年ケーキの旅 5日目・ブダペスト−夜の街篇
“ドナウの真珠”と讃えられるブダペスト。
今回の旅のハイライトは、夜景です。次の日にはパリへ移動するので、足が痛いの腰が痛いのなんて言ってられません。ここは意地でも見に行きます。
英雄広場
ハンガリー建国1000年祭事業の一環として1896年に造られたもので、中央の塔の上にいるのは大天使ガブリエル。
イシュトヴァーンがハンガリーの初代国王となったのは、ガブリエルがローマ法王の夢の中で告げたためだとか。ガブリエルの塔の足元にいるのはマジャル族の部族長。マジャル族(=ハンガリー人)はアジアの騎馬民族の子孫とされ、スラブ民族との混血を繰り返した現代においてもなお、乳児には蒙古斑が現れるそうです。
で、両脇にざざっと並んでいるのは歴代国王や芸術家たち。
このあたりにも博物館が集まっています。これが何かはわからないけど。
夕食は、名店・グンデルの姉妹店、バゴイヴァールで。
グンデルは高級店だけど、こちらは家庭料理が中心。スタッフは全て女性です。
パラチンタ。一口食べた瞬間にむせた。犯人は粉砂糖だ…
生地に包まれているのは胡桃のペースト。
料理もさることながら、ハンガリーワインの美味なこと!フランスワインとかに比べて安価だし、ああもっと色々飲めばよかったなあ。赤も白も美味しかった。
さて、外がいい具合に暗くなったので、地下鉄でドナウ川まで出ます。
おお!
夜景を見て変にテンションが上がった私は、「夫!これはもう、向こうの橋まで歩こう!」と提案したのだがこれは間違いでもないけど、少なくともいいアイディアではなかった。
くさり橋を渡って、ブダ側の川岸をマルギット橋まで歩き、マルギット橋を渡って西駅の方へ周ってホステルへ戻る。
これ、全部で4kmぐらいの距離になるのね。
何でそこを腰痛もちの、靴擦れが歩こうと思ったのか。
いや、建造物が大きいから、近く見えたんだよ…テヘペロ☆(・ω<)
しんどかったよー!いやーしんどかった!5日分の疲れがたまった体で歩く4kmは修行のようだった!
夜景を見れば疲れも吹っ飛ぶなんて綺麗事だー(`;ω;´)
(*注 いや、トラムに乗れば楽に帰れるんだけどね)
ホステルに戻ったら、トカイ・アスーの小瓶で乾杯。ああ、旅が終わろうとしているよ。