Riga × Cat
リーガには屋根の上に彫刻がある家がいくつかあって、それらはすべて裕福な商人の邸宅だったものなのですが、中でも際立って有名なのがこの「猫の家」。
大ギルド(職人組合)会館の向かいに住んでいたラトヴィア人商人が、ギルドへの入会を希望したところ、「ドイツ人ではないから」という理由で断られ、カッチーン→屋根の上にギルド会館に尻を向けた猫を設置、これに怒ったギルド側と揉めに揉め…というエピソードが。今はギルド会館にお尻を向けてはいませんが、それはギルドとの裁判で負けたから、とか、最終的にギルドへの加入が認められたから、とか本によって違うことが書いてある…。他に隣人と仲が悪くて、屋根の上に隣家に尻向けた猫を付けたら、隣人は対抗して犬を付けた、なんて話もあるそうな。この犬の家も現存しているそうです。
まあそんなこんなで猫ですよ。リーガの人々もこの猫モチーフを利用したおみやげ物を結構作ってまして、まあそれと関係あるのかって言ったらどうなんだろうってとこですが、街中で猫に出会う機会が多かったように思います。
とあるシーフードレストランに、おこぼれに預かろうとやってきた猫。オーダーから料理が出るまで50分かかったレストラン…
ホステルの近くで目撃した美猫。
パールダウガヴァで出会った猫。
やたら人懐っこかった猫。こちらもパールダウガヴァで。抱っこは嫌がった。
よう寝てたなこの子…
大聖堂脇で。
迫り来る2頭の大型犬に警戒する、お土産もの屋さんの猫。可愛いねえ、と撫でようとしたらすごい勢いでお店のおばちゃんに止められたので、「おう、私、怒られてる?」と固まってたら、おばちゃん、ブラウスの袖を捲って見せた。腕に残った無数の赤い傷跡。よう引っ掻く子なんで危ないんだそうです。